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龍鳳

Last-modified: 2015-06-28 (日) 09:14:13
No.185
潜水母艦改装空母の、龍鳳です。航空母艦として、私、頑張ります!龍鳳(りゅうほう)龍鳳型 1番艦 軽空母*1
艦船ステータス(初期値/最大値)
耐久39火力0 / 20
装甲-- / 38雷装0
回避27 / 49対空24 / 48
搭載31対潜0
速力低速索敵28 / 64
射程20 / --
最大消費量
燃料35弾薬35
艦載装備
18零式艦戦21型
7九七式艦攻
6未装備
装備不可
改造チャート
大鯨龍鳳(Lv25+改装設計図) → 龍鳳改(Lv50)
図鑑説明
潜水母艦改装空母の龍鳳です。
機関の換装の影響で速度は計画通りには出なかったけれど*2、このクラスの軽空母としては充実の飛行甲板と兵装なんです。
空母龍鳳、精一杯頑張ります!

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、改造直後の値とは異なります。
最大値はLv99の時の最大値を指します。

CV:小倉唯、イラストレーター:玖条イチソ (クリックするとセリフ一覧が開きます)

ゲームにおいて Edit

  • 基本能力は飛鷹と同等の耐久力に祥鳳と同等の搭載数と燃費。
    ただし低速なので、速力がルート分岐に影響する場合は注意が必要だろう。
    • 無改造の軽空母として見れば普通の性能で、改造艦として見れば千歳航なみの弱さだと言える。
    • よく見ると艦名表示が金色ではなく未改造と同じ白色である。
  • Lv50で龍鳳改に改造可能になり、さらに九七式艦攻(九三一空)を1つ持ってきてくれる。
    • ただし大鯨自体が入手し辛く、龍鳳の改造には勲章が必要なため、ランキング報酬だった強い九七式艦攻を牧場するには少しハードルが高い。
  • 終戦時に損傷状態とはいえ「浮いた状態で」生き残ったためか、運は若干高め。詳しくは小ネタでどうぞ。
    • 主要な海戦への参加は一度きりで建造当初から空母改装までのトラブル続きだった割には高い評価といえる。
  • ちなみに「鳳」の付く艦娘には、いずれも提督への愛情(親しみ)がこもった台詞が大変多い。
    大鳳鳳翔祥鳳、そして瑞鳳、もちろんこの龍鳳も例外ではない。
    なお、台詞中で「提督」と発言する回数が三隈に次いで多く、その数なんと17回。改になると更に増えて18回となる。
  • 大鯨ほどではないが、艦船図鑑において説明文とボイスの一部が一致しない部分がある。


小ネタ Edit

  • 太平洋戦争の勃発後、大鯨は横須賀海軍工廠で改装工事が行われた。
    • この時に主機を不具合の多かったディーゼルから陽炎型に搭載され信頼性のあるタービンエンジンに換装し、最大速度が計画時よりも低下している(「瑞鳳」「祥鳳」:28ノット、「龍鳳」:26.5ノット)
      これが工期を伸ばしたそもそもの大きな原因だった。
      機関を積み替えずに短期で空母にする目論見が外れた結果である。
      結果、本ゲームで速力の門番を務めているに届かず、低速の座に甘んじることとなる。
    • 改装途中の1942年4月18日、初の米軍による日本本土爆撃(ドーリットル空襲)が発生。B-25爆撃機の投下した爆弾が横須賀軍港第4ドックにいた大鯨に命中、大穴が空き火災が発生している。
    • これによって更に工事が大幅に遅延し、改装が完了するのは11月28日となった。ここにおいて瑞鳳型軽空母「龍鳳」が誕生する。
      • 図鑑では「龍鳳型」になっているが、史実では「瑞鳳型」としてくくられることが多い。これは史実での書類上の扱いと実態の乖離から発生している。
        日本海軍の書類上は「瑞鳳型航空母艦」であるが、瑞鳳以外に龍鳳・千歳千代田が含まれている。*3
        要するに他母艦からの改装艦を一纏めにした分類であり、この場合は始めに空母として竣工した瑞鳳がネームシップ扱いとなる。*4
        実態は「瑞鳳型」各艦で設計・元々の艦型の違いから祥鳳型の祥鳳・瑞鳳*5、龍鳳型の龍鳳、千歳型の千歳・千代田と分離されることが多い。
        艦これにおけるくくりはこの実態説のほうを採っている。絵師の違いもここから来ているものと思われる。*6
  • 艦名は「竜鳳」と表記されることもあるが、日本海軍的にはそれ正解。書類上*7で度々「竜」の文字が使われている。
  • 第三艦隊に配属された龍鳳であるが、まだまだ彼女の試練は続く。
    • 既にソロモン方面での空母同士の戦いは事実上終結しており、文字通り間に合わなかった。*8
    • 12月、最初の航海で潜水艦の雷撃*9で損傷、またもやドック入り。この時は時津風の護衛を受けていた。
    • 1943年は航空機輸送と訓練で出撃なし。
    • この頃、このクラスの空母では搭載しなかった九九艦爆が所属した事がある。1943年6月、横須賀からトラックへ移動中の飛鷹が潜水艦の魚雷攻撃を受け引き返し、所属艦載機が龍鳳所属となったためである。
      ただし、全ての艦載機を搭載しきれなかったので、搭載したのは零戦九七艦攻のみで、艦爆隊は島伝いに空路移動している。
    • しかも移動直後の7月、ソロモンの戦いに駆りだされ、9月には戦闘機隊が二〇四空、爆撃機と攻撃機は五八二空に編入されて、二航戦は母艦戦闘なしに消滅してしまった。
  • 戦闘デビューはマリアナ沖海戦。「飛鷹」「隼鷹」と第二航空戦隊を組むも空襲を受け小破。これが最初で最後の航空戦であった。
    • 祥鳳瑞鳳龍驤などと同じく、彼女も飛行甲板下に艦橋がある構造だったため、飛行甲板前端がヒサシのようになって敵機が見えにくいという欠点があった。
      そこで飛行甲板前端左舷側に仮設艦橋を設置、艦橋まで伝声管を引いて、敵機を見ながら操艦することが可能になった。
      艦長松浦義大佐*10は飛行甲板右舷の飛行作業指揮所で戦闘全般と発着艦の指揮、仮設艦橋では航海長越口敏男少佐が艦長から操艦を一任され陣取り、本来の艦橋では副長が艦内全般指揮と、
      幹部たちがそれぞれ持ち場を分担することによって、龍鳳を守り抜くために全力を尽くせるよう方策が講じられていたのである
    • 僚艦隼鷹が直撃弾により損傷、飛鷹が被雷により大火災となると、敵機の攻撃は龍鳳へ集中された。
      この時、突っ込んでくる艦爆一機の発見が遅れ、航海長は慌てて「面舵一杯急げ、前進一杯!」を命令するも時既に遅く、爆弾直撃を免れ得ない状態となった。
      ところが、龍鳳は急激な大角度転舵のため、飛行甲板上の零戦3機を海中へぶち撒けたほどに大傾斜。
      傾斜した分だけ身を捩った格好となり、命中するはずの爆弾は倒してあった後部マストをもぎ取ったのみで舷側の海中に落下、至近弾となった。
      あと一瞬転舵命令が遅ければ、またもし爆弾が瞬発信管でマストの位置で爆発していたら*11、龍鳳は間違いなく致命傷を負っていたという。
      命の瀬戸際で豪運を発揮したのだった。
      • この戦闘の際に護衛として随伴していた時雨から急降下爆撃機を警戒するあまり雷撃機の警戒を怠っているとの注意を受けている。
    • 自身の搭載機の他に二航戦僚艦の分の艦載機も収容する羽目になったが、なにせ僚艦は大型の隼鷹(発着艦不能)と飛鷹(沈没)。
      戦闘で消耗しているとはいえ、龍鳳の搭載機数では収容にも限度があった。結局途中からは駆逐艦のそばへ不時着水を命じ、搭乗員だけ収容することになっている。。
    • この戦いで、龍鳳は乗員から1人の戦死者も出さなかった。
      僚艦飛鷹をはじめ、翔鶴、大鳳も無残に沈没し、艦載機の大部分も還ってこない。
      そんな大敗北のなか、対空戦闘で死者を出さなかったことだけが、龍鳳乗員たちの心の慰めだったという。
  • マリアナ沖海戦後新鋭機の運用のために飛行甲板の延長工事を受ける。
  • 44年8月、航空戦艦となった日向伊勢と組むべく、隼鷹とともに第四航空戦隊に編入された。
    伊勢型姉妹に予定通り彗星が搭載されて実戦投入されれば、龍鳳と隼鷹はその収容先としても機能するはずだった。
    • 四航戦所属の第六三四航空隊は瑞雲隊に加えて、空母艦載の天山九九艦爆なども編入されて訓練を続けていたが、レイテ沖海戦に際し、瑞鶴以下の三航戦に保有する空母艦載機を全て供出。
      このため空船となった龍鳳と隼鷹はレイテ海戦には参加せず、四航戦は火力と防御力を期待された日向と伊勢のみが出撃していった。
  • レイテ戦後、四航戦主力の日向と伊勢がH部隊としてフィリピン方面に進出していった。
    残された龍鳳と隼鷹は、他の空母らとともに第一航空戦隊を編成したが、もはや一航戦の栄光も過去のもので、文字通り生き残り空母の書類上の寄せ集め*12であり、これを用いて航空作戦をする力など当時の日本には既になかった。
    • 艦載機を失った「龍鳳」は輸送艦として運用される。1945年01月、ヒ87船団*13の一員として特攻機「桜花」を積み荷として載せ出撃。
      行き先をフィリピン・ルソン島から台湾に変更し、台湾で積荷を下ろして本土行き船団に合流、磯風とともに本土へ帰還する。(浜風は損傷し船団から分離、修理を受けた)
      しかしながら、随伴していた駆逐艦「時雨」とは、永遠の別れとなってしまった。時雨はそのままシンガポールへ向かうヒ87船団の護衛を続け、その最中に潜水艦に撃沈され還らぬ艦となったのである。
      このヒ87船団は最終的に輸送船9隻の内5隻を喪失、シンガポールに到着できた輸送船は(落伍により後続の船団に入って到着した1隻含め)2隻のみと惨憺たる結果に終わっている。*14
      • 艦娘としての龍鳳が桜柄の着物をまとっているのは、特攻兵器「桜花」の輸送艦として使われた史実を表すものと思われる。
  • 呉に戻った後は練習空母に戻るが、燃料不足でろくに活動出来ぬまま、1945年3月19日の呉軍港空襲で大破、炎上する。
    • 飛行甲板の機能を失った「龍鳳」は高角砲と機銃による防空砲台として使用されそのまま終戦。11月30日に除籍され、46年9月25日に解体完了となった。
    • 着底していた違い、浮いてはいたものの、航行不能だったため、鳳翔雪風葛城等が参加した復員輸送には従事出来なかった。
  • 歴代艦長には特潜育ての親・原田覚や、夜間空母着艦を成功させた亀井凱夫などがいる。
  • 最後の艦長となった佐々木喜代治大佐は、昭和21年4月24日に名を「喜代治」から「龍鳳」に改めた。(第二復員省公報第104号(昭和21年6月14日)218頁)
  • なお、改装時に取り外された大鯨の艦橋は横須賀鎮守府の号令台に流用され、アメリカ軍接収後もヘリポートの管制塔として1970年代まで残存していたと言う。
  • 夕食に作ってくれるフーカデンビーフとは海軍風のスコッチエッグ。主に士官以上に供された。
    大きな特徴としてはひき肉でゆで卵を包んだ後は揚げるのではなくオーブンで焦げないように焼くこと。

この艦娘についてのコメント Edit

過去ログ

最新の15件を表示しています。 コメントページを参照

  • 可愛いのはもちろんだけど何より服が綺麗で好き -- 2015-06-03 (水) 23:38:09
    • 瑞鳳もだけど、この子もノーマルと改が置いておきたくなる極悪仕様です。 -- 2015-06-05 (金) 10:20:24
  • 着任後すぐに冬e1で拾ってからやっと龍鳳にしてあげられた んで母港台詞聞いたけど不幸のイントネーションに違和感 -- 2015-06-11 (木) 21:39:46
  • スロットしょぼくて50まで上げるのしんどいな・・・ 頑張ってゴリ押しするか。 -- 2015-06-13 (土) 15:32:29
    • レベリングは対潜任務に従事させるのが楽よ、MVPは取りにくいが足も引っ張りにくい -- 2015-06-15 (月) 22:16:37
  • ウチには龍鳳改と大鯨がいるけど、グラ的には龍鳳が1番好みなのでもう一隻欲しい所。 -- 2015-06-19 (金) 19:44:29
  • Lv100越えまで大鯨だったためか龍鳳になってからしばらくセリフのイントネーションに違和感あったな -- 2015-06-19 (金) 22:41:42
  • 5-2攻略中に初っ端から2人めがやってきたので、「よし!一人目は改造だ!」と思ったら…設計図が足りない!圧倒的に足りない(笑) 今月はItalia、利根改二、雲龍改、葛城改で設計図ラッシュだったからなぁ…。一応来月また4個溜まる予定やけど、鳥海とこの娘で悩むな〜。 -- 2015-06-19 (金) 23:06:26
  • 3人目キター。長女は大鯨、次女は龍鳳改なので、三女は赤龍鳳だぁ。うまうま。 -- 2015-06-21 (日) 15:33:42
    • おまおれw3人目が来たら、そうせざるを得ないよな! -- 2015-06-24 (水) 00:52:03
      • 改二用として更に一ぴき必要 -- 2015-07-17 (金) 12:55:38
  • こっちは髪のほつれ具合が事後っぽくてたまらんな -- 2015-06-23 (火) 00:21:19
  • 「ゲームについて」内の編成任務と遠征についての表記を少し修正して、龍鳳改についての「勲章が必要」→「大鯨自体が入手し辛く、龍鳳の改造には勲章が必要」に文章を変更しました。 -- 2015-06-28 (日) 08:54:15
    • 遠征と編成任務その他についての表記を再度変更しました。リンクも修正したり。表記は変えましたが、内容自体は前から特に変わってはいないと思います。 -- 2015-06-28 (日) 09:15:58
  • 「母さんごめん。俺は・・・行くよ・・・」 -- 2015-07-07 (火) 06:03:09
  • 大鯨3人いたけど、ここの流れを見て決心した赤緑ふたり揃えよう。なに設計図は3枚ある(鶴姉妹と伊勢姉妹から目を逸らしつつ) -- 2015-07-08 (水) 20:19:47
  • さっきはじめて龍鳳が中破したんだが…うん、すごいね(笑) 思わずモニターの前で「でかい…」ってつぶやいてしまった…。 -- 2015-07-09 (木) 23:09:28
    • 某雷の魔装機乗り「どれだけの改造をしたんだ、一体・・・・」 -- 2015-07-11 (土) 23:02:57
  • 龍鳳に本日なりました。歴戦の先輩(96レベル。我が鎮守府最大は98レベル)龍驤についてOJTしてますが、彼女の後に発艦タイミングが重なると連続攻撃感が出て小気味いいです。 -- 2015-07-10 (金) 16:19:55
    • そして、背中の煙突に大鯨の面影が残っているのがまた可愛らしい。 -- 2015-07-11 (土) 14:37:20
  • この子はなんで艦載機発艦時に感じちゃうんだろう、格納庫ってまさか!! -- 2015-07-14 (火) 08:39:33
  • 最近龍鳳にしたんだけど、攻撃時の「七面鳥〜」のセリフが思いのほかかっこよかった。一気に惚れ込んだわ -- 2015-07-18 (土) 00:14:11
お名前: URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White




*1 艦船図鑑表記による。史実での話は後述。
*2 ボイスでは「出来なかったけれど」
*3 書類上の瑞鳳型に祥鳳は含まれていない。理由は後述。
*4 ただし、「瑞鳳型」として定義された時点で祥鳳はすでに沈没していたため、2番艦である瑞鳳がネームシップになった、という説もある。
*5 さらに祥鳳と瑞鳳では設計が違う部分があるが、この二隻は同型扱いが多い。どちらをネームシップとするかはやはり書類上と実態上の違いである。
*6 他に実態を基にした表記には吹雪綾波の特型(書類では吹雪型)、陽炎夕雲の甲型駆逐艦がある。
*7 簡単に確認できるものではアジア歴史資料センター公開の「昭和20年10月5日 引渡目録 軍艦 竜鳳 八雲 北上(Ref.C08011345000)」がある。
*8 10月の南太平洋海戦が最後。以後、空母航空隊はい号作戦、ろ号作戦での地上基地に進出しての戦闘で消耗。再建されたときには、既にあ号作戦(マリアナ沖海戦)を迎えていた。
*9 米潜水艦ドラム (USS Drum/SS-228)によるもの。ドラムはこの他に水上機母艦「瑞穂」(艦これ未登場、WW�における日本海軍初の喪失軍艦)を撃沈している
*10 兵学校49期を三番で卒業、上位二人は皇族なので事実上の首席
*11 後部マストの位置には発電機室があり、爆発すれば艦内電力を喪失するところだった
*12 いまだ未完成であった信濃が含まれていたり、解隊直前には、空母ですらない大和も所属させられていたことがある
*13 輸送船9隻、駆逐艦4隻(浜風、磯風、時雨、旗風(未実装))、海防艦4隻からなる護送船団
*14 この後、四航戦の日向伊勢初霜等によって行われた北号作戦が完全成功を収めた。この作戦が奇跡と言われるのは、直前に南下するヒ87船団と、北上するヒ86船団壊滅の悲劇があったからでもある。しかもヒ86船団は貨物船、タンカーが全滅している。