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Last-modified: 2015-07-06 (月) 12:12:19
「艦娘さんが入浴中、なんかヒマだなー」ってな時には、艦娘さん(本物)が出てくるゲームを遊ぼう!
ってなことで作ったこのページ、提督諸兄のおすすめゲームなどありましたら、ぜひ 追加してみてね!
注:ゲームの最中にゲームをするなんて不健康極まりないので、こまめに休憩しましょう。
提督のしっぽ
東京都5500
『鋼鉄の咆哮シリーズ』
発売年:2000年(WSC1) 2002年(WSC2) 2003年(WSG1) 2003年(WSC2EK) 2004年(WSC3) 2006年(WSG2) 2009年(WSG2P)
発売元:光栄(開発はマイクロキャビン)
「くろがねのほうこう」と読む。海戦アクション+軍艦設計シミュレーション。
見下ろし2D視点で艦隊行動を行うウォーシップコマンダー(WSC)と、TPS視点でアクション性の高いウォーシップガンナー(WSG)がある。
自分で艦を操りつつ陸海空の敵の大群を蹴散らしてマップをクリアしていき、時折遭遇する「超兵器」と呼ばれるトンデモ兵器(ようはボス)を撃破するという基本的なストーリー傾向は全作でほぼ共通。
自艦の駆逐艦1隻で敵の大艦隊を真正面からぶっ飛ばすことも可能で、発売元が同じ某有名ゲームに倣って「軍艦無双」とも言えるシリーズ。
両シリーズの特徴である基本システムとして、好きなパーツで直感的に自由に艦艇を組み上げられる設計システム「ヒラガHLG」を実装している。浪漫。
序盤は敵味方ともに二次大戦期の日米英独の兵器だけが登場するが、
ゲームが進むにつれてミサイルやCIWS、艦載ジェット機やイージスシステムなどの近代兵器、
さらに進むと160cm砲、406mmガトリング砲などの規格外兵器、
エネルギー兵器や核融合炉、波動砲やドリル戦艦など近未来・SF的な超兵器が登場していく。
果てはナマモノ兵器もあるよ!にゃんこビームをくらえ!
アヒルが波動砲を乱射してくるゲームなど、世界中探してもこのゲームだけであろう・・・かすっただけでゲームオーバー!
艦艇を史実通りに再現するもよし、幻の未完成艦を完成させるもよし、
島風も真っ青の200ktを出せる超高速艦で敵を翻弄するもよし、レールガンやら波動砲やらを満載した最凶戦艦で蹂躙するもよし。100cm砲は絶対載せるべき。
一部艦艇については完成キットやレア設計図として入手する事で手軽に再現が可能な上に、
その設計をベースに中身を最新鋭武装に入れ替えるような改造も簡単に出来る。
また、WSCの2以降は最大3隻まで従属艦として連れて行けるので、例えば金剛型4隻で出撃なんて事も可能である。
隠しモードに加えて、パロディやバカゲー要素も揃っているので、攻略上の難易度はともかくとして様々な楽しみ方が可能。
とかく、架空戦記・ゲーム的なウソにツッコミを入れるのはこのシリーズでは無粋というもの。たとえ大和型の大群が荷電粒子砲をぶっ放してきても。
WSCは3を除いてPC版及びPS2版があるが、WSG1はPS2版のみ。WSG2はPS2版の他、修正及び難易度の強化や追加要素を加えたPSP版がある。だからといって序盤でいきなり80cm砲を持ち出してくるのは止めろ、本当に止めろ、ハリマお前のことだよ。
またWSGには『亡国のイージス』とコラボした番外編『亡国のイージス2035〜WSG〜』がある。
こちらは現代の艦艇が主役なので、初期装備にミサイルがある代わりに強制的に駆逐艦プレイだったりする。
あまりやり過ぎると艦娘たちが被弾した時に副長の声が聞こえる気がするという弊害がある…かも知れない。甘美に被弾!
「ピッピリピー ハイジョー ホンハー ハイホーヘンヘー」は正しくは「着々 戦果を 拡張中なり」である
『1943 ミッドウェイ海戦』
発売年:1987年(アーケード版)
発売元:CAPCOM
その名の通りミッドウェー海戦を題材とした縦スクロールシューティングゲーム。
元々はアーケードゲームだが、ファミコンを始めとしてSS、PS、PS2、PSPに移植されている他、PS3やXBox360、iosでもDLソフトとして配信されている。
米軍のP-38を操り、ミッドウェーに展開した大日本帝国海軍を撃破していくというものであり、ボスとしておなじみの艦艇が多々登場。最終面では本気になった大和の恐ろしさを体感できる。トウタク? 知らない子ですね……。
反面、昔のゲームという事もあって軍事的なリアリティには乏しく、本来陸軍の戦闘機であるP-38が空母に艦載されていたり、なぜか利根の後甲板に主砲が積まれていたり、
そもそもミッドウェー海戦があったのは1942年だったり(これは前作のタイトルが『1942』だった事との兼ね合いもある)と突っ込みどころも満載。
しかし、ゲームシステムや演出への評価は高く、難易度もそこまで高くはないため、余り深い事は考えずにお気に入りの彼女とドンパチしたい方にはお勧めである。
攻撃目標
大 和
健闘ヲ祈ル
『War Thunder』
発売年:2012年
発売元:Gaijin Entertainment
上記の『蒼の英雄-BIRDS of STEEL-』を製作したGaijin EntertainmentによるPC向け基本プレイ無料のオンラインゲーム。
同じ開発元であるからか、様々な面が非常によく似ている。というよりほぼそのままである
『青の英雄』とは違い、オンラインプレイが基本で、シングルプレイはオマケ程度。
しかしながら『青の英雄』の内容の内、ダイナミックキャンペーンがほぼそのまま移植されている上
課金パックを購入すれば、ヒストルカルキャンペーンが遊べる。
簡単に言えば、『青の英雄』をPC向けに移植し、オンライン部分を発展させた内容となっている
2014年内には陸軍の実装、PS4でのリリース、さらに将来的には海軍の実装も予定されている
このゲームでも加賀、赤城、蒼龍、翔鶴型が登場するが、航空機とサイズを比べると鳳翔と同じ程度の大きさになっている。
海軍が実装され、プレイヤーによって動かせるようになれば改善されると思われる。
その他海軍艦艇も居るので、見つけたら何型か予想してみるのも面白いかも知れない
公式ページは日本語化されていないが、ゲームそのものは(完全ではないものの)日本語化されており、
公式フォーラムも日本語用のものが用意されており、運営陣も日本語で対応してくれる
アカウントさえ登録できれば英語がわからなくてもプレイできるはずだ
『Battlefield1942(BF1942)』
発売年:2002年
発売元:エレクトロニックアーツ(開発はDICE)
第二次大戦時の世界中にある22の戦場をモチーフにしたマップを
1兵士となって戦い抜くオンラインFPSゲーム(オフラインモードもあるが実質ソロ練習用のおまけ)。
プラットフォームはWindowsXP/2000/ME/98 (vista以降でも互換モードで動作は可能)
コンシューマ版としてリメイクされた『BF1943』が2009年に発売(PC版は当初アナウンスされたが未発売)。
もちろん我らが大日本帝國陸海軍も登場する。
FPSにしては革命的で、なんと一人で戦闘機はもちろん戦艦までを操ることが出来る上、
64人対戦という大人数プレイ(現在は非公式パッチで128人までプレイ可能になったが、
ラグが激しいため日本鯖では80人に落としている)は当時のFPS界隈に衝撃をもたらした。
日本側は翔鶴や大和などの艦船に零戦、九九艦爆などの兵器を扱える。陸軍兵器も多数登場。
ただゲーム性重視のために軍事考証をかなり緩くしているので、
「なぜこの時の○軍にこの兵器があるんだ?」というツッコミは野暮である(このため、
後述のModで「Forgotten Hope」と言ったリアル要素を追加した物がマニアの手によって制作された)。
近年では同シリーズは現代戦に移行しつつあるが、Modは健在で今尚新しい戦場や兵器が生まれている。
日本でもMod製作は盛んで、あのストライクウィッチーズのMod(戦闘機差し替え)すら存在する。
また、サッカーmodと言われるサッカーどころか野球・テニス・剣道・バスケ・将棋・麻雀等等ができるmodでは
大洗エンブレムの入ったガルパン仕様のIV号戦車も出てきます。(性能は無印と変わらず)
つまり・・・「艦これ」Modの可能性も存在している。(著作権の問題がありそうだが、Mod製作
はいわば二次創作であり非営利なので、あまりナーバスにならないで頂きたい)
もちろん正統にリアリティに特化したFHSWなどのModも存在しているので良質なウォーゲーム
であることに相違ない。有名日本人声優が直訳過ぎる日本語を話すので、この点も話題になっている。
「我々はキティちゃんを連れている!」
その他詳細はBF1942wikiに詳しい。
雑談などでたまに見る「敵の潜水艦を発見!」⇛「駄目だ!」の流れもこのゲームが元ネタ。
【注意】
現在BF1942の内部ブラウザサービスが終了しています。そのため検索できないどころかフリーズします。
プレイする際には絶対にBF1942wikiを見て対策をしてください
『Battlestations:シリーズ』
発売年:2008年(Midway) 2009年(Pacific)
発売元:アイドス・ハンガリー(ローカライズはスパイク)
太平洋戦争を題材としたシミュレーションゲームで、Midwayと続編であるPacificの2作品が存在する。
最大の特徴はリアルタイムストラテジーとアクションシューティングを合成した点で、司令官視点でユニット
に命令を下すことも、自身の手で航空機や艦艇を操ることも可能となっている。
次作『Battlestations:Pacific』では日本側の視点でのキャンペーンモードも存在しており、
スラバヤ沖海戦やスリガオ海峡海戦などの戦闘を追体験可能。扶桑姉妹もちゃんと登場する。
アクション性が強く数百メートル内で砲撃戦が展開されたりするが、
兵器のグラフィックディティールはしっかりしている。特にPacific版はグラフィック面が強化されている。
なんと、甲標的も登場する
ただ、第一作Midwayは考証不足が否めず、利根型重巡洋艦に「生助」というマーキングがなされていたり、
金剛が「代華」となっているなど、致命的な漢字ミスも多い。
珍しく(?)那珂ちゃんも登場するのだが、長良型・古鷹型と同型扱いされている。
また、瑞鳳、翔鶴、瑞鶴が全て蒼龍型扱いである。陽炎型も吹雪型扱いである。
艦名表記のペイントも駆逐艦とごっちゃになっており、
戦艦「ヤマト」に軽巡洋艦「クマ」なんてちょっと恥ずかしい事態になっているクマ
次作「Pacific」ではおおよそ修正されている。追加兵器も豊富で、雷巡コンビも登場。
これらの観点から、2作目「Pacific」がオススメだ
MidwayはXbox360版のみ、PacificはXbox360とWindows版が存在するが、Pacific日本語版はXbox360のみだが、PC版の日本語化パッチが有志によって作成されたため、Windows版は日本語でのプレイが可能となった。(一部抜け有り)
『IL-2 STURMOVIK』
発売年:2001年(初代)2007年(IL-2 Sturmovik 1946)
発売元:Ubisoft
タイトル名は旧ソ連の傑作地上攻撃機「シュトルモヴィク」より来ている。第2次世界大戦機(独ソ戦)を中心に、戦闘機・攻撃機・爆撃機など、
当時の戦線に登場した数多くの機体を収録したフライト・コンバット・シミュレーションで、前記『蒼の英雄』もこのゲームを母体にしている。
本格PCフライトシムだけあって、その機体収録数とフライトのリアルさはかなりのもの。
フライトスティックがなければほぼ飛行不能と敷居が高いが、難易度をかなり低めにすることでエースコンバットのような飛行感覚でのプレイも出来る。
発売が12年前と古いゲームだが、今でも公式アップデートやMODが公開され続けているほど息が長い。
第一作はタイトル通り、独ソ戦をテーマにしているが、車輌類や艦艇も充実している。
後継作「Pacific Fighters」では太平洋戦争を描き、日米を主軸に様々な航空機が登場!
もちろん艦艇も追加され、赤城と翔鶴が元から実装されている他、ちとちよ姉妹や祥鳳・瑞鳳姉妹などの軽空母MODまでもが公開されており、
彼女たちの狭くて平べったい甲板を離着艦するのも楽しい。
フルミッションビルダーで艦隊決戦を行わせたり、航空機操縦をAIに任せて見物することも可能。
赤城とレキシントンの20cm砲での殴りあいを見物したりもできる。
※購入を検討される場合、シリーズ集大成で過去全ての拡張パックやアップデートを含んだ
『IL-2 Sturmovik 1946』(2007年7月発売)をお勧めする。
海外ゲームなのでとっつきにくく感じるかも知れないが、有志による詳細な日本語wikiがあるので、フライトスティック購入の初期予算と少々のやる気さえあればゲーム導入は難しくない。
ベースが古いゲームなのでそれほど高いマシンスペックを求めていないのもポイント。
(ただし、大量のMOD導入や航空機数百機によるリアル真珠湾攻撃などの大規模ミッションの作成を行うと、とんでもないことになるのでその点は注意)
ニコニコ動画で艦これの戦闘を再現したものがあるが、あれは必見である。ちなみに、MOD関連と
フルミッションビルダーに慣れれば、ゲーム一本で映画級のプレイ動画も作成可能だ
『Silent Hunterシリーズ』
発売年:1996年(最新の5は2010年)
発売元:Ubisoft
潜水艦のPCゲームで、現在5作目までが発売されている。
潜水艦シミュレーターというべきゲームで、非常に繊細な作りが売り。
難易度設定を高くすると、魚雷の調定方法を理解していないと、撃ってもまず当たらないというシビアさ。
特に人気があるのがIIIとIVで、IIIが大西洋でのドイツ軍Uボート視点で、IVが太平洋・インド洋を主な舞台にしており(アメリカ軍潜水艦部隊かドイツ軍モンスーン戦隊から選べる)、特にIVでは日本艦船も数多く登場する。
このシリーズもファンによって数多くのMODが作られていて、例えばIVでは日本海軍潜水艦や巡洋艦・戦艦を操作できるものもある。
今ではAmazonからダウンロード販売もされているので入手は容易。
上記映画「Uボート」を観てハマった方ならその雰囲気を存分に楽しむことができるだろう。
ただし日本語版が存在せず、日本語化パッチも無いため、英仏独西語のいずれかの知識が必要。
『パトルの軍事博物館』
配布開始:2008年
開発:日本戦争ゲーム開発
ジャンル:兵器収集RPG+博物館経営SLG
第4回ふりーむ!ゲームコンテスト 大人気賞受賞
最終バージョン(2013年10月7日現在):G型1.4(2012年8月2日公開)
自己中心的で無責任で重度のミリオタな駄目親父、パトル(45歳・バツイチ・子持ち)。彼は突然こう思いついた。「そうだ、軍事博物館作ろう。」
プレイヤーはこのスコットランド人のオッサンを操作して、なぜかその辺をうろついている兵器を集め、軍事博物館を経営していくのが目的となる。
謎の生物や兵器がその辺をうろつき、魔法すら平然と登場する不条理な世界観、パトルに振り回されっぱなしだがなんだかんだで付いていくパトルの一人娘・カタリナ、
共産主義者の喋るウサギ・コモラーデ、都内の某神社の巫女でかなり右に偏った思想の持ち主の神田桜花、プレイヤーの指南役のロンメル将軍(亡霊)といった個性的すぎる登場人物、
超弩級にブラックなジョークの連発が謎の笑いを誘う作品である。
搭乗する兵器としては、軍艦も一応登場する(日本からは三笠・大和・赤城)が、陸空がメインである。時々は陸軍に浮気したっていいよね!
経営についてはロンメルさんが優しく教えてくれるし、システムもシンプルなので、未経験者でもよっぽど無茶をしない限り大丈夫だろう。
兵器や資料を集めていくことで閲覧できる兵器・軍事の資料はバカゲーテイストの本編とは打って変わってかなり真面目に詳しく書かれており、
初心者ミリオタでもこのゲームをやりこんだ暁には相当に軍事に明るくなっているであろう。
なお、このゲームは政治・宗教・歴史等に関する相当に強烈なブラックジョークが大量に含まれている。
そういったものへの耐性がない人や、本職の政治活動家・宗教団体関係者等はプレイしないことを強く勧める。
あと上の概要の部分を読めばわかると思うが、このゲームはフリーゲームである。懐が寂しい提督も安心してプレイできるぞ。
『空母決戦』
発売年:2009年(空母決戦Ver1.0〜2.0)2010年(一周年記念製品)2011年(空母決戦Ver2.0〜攻略本パック〜 )
発売元:Si-phon(サイ・フォン)
太平洋戦争を空母戦を中心に再現した、作戦級ウォーシミュレーションPCゲーム。プレイヤーは日本軍の指揮官として米英軍と戦っていく。対応プラットフォームはWindowsXP/vista/7
「仕事を終えて一杯飲みながら遊べる大人のウォーゲーム」をコンセプトとしており、細かな設定や操作は省かれている一方、索敵や兵装の選択など空母戦の醍醐味はしっかりと再現されている。
敵艦隊発見後も偵察機が敵艦隊に長時間張り付き続けなければその艦隊の情報を得られないため、プレイヤーはどれが敵の主力艦隊(空母機動艦隊)なのか、どの艦隊に攻撃するか、先に敵基地を叩くかなど慎重に判断をくださねばならず、さながらミッドウェーの南雲提督の気分が味わえる。
シナリオとしては、マレー沖(チュートリアル)、真珠湾、珊瑚海、ミッドウェー、ソロモン、マリアナ、レイテなど主要な空母戦が収録されており、前半は日本軍パイロットの優秀さを、後半は米軍の圧倒的物量を体感できるだろう。
また、キャンペーンシナリオではプレイ結果が次のシナリオに引き継がれるため、戦績によってその後の作戦や艦隊の構成、パイロットの技量などに変化が表れることとなり、プレイヤーには先を見据えた判断が求められることになる。
なお、一周年記念製品及びVer2.0〜攻略本パック〜には更なるシナリオの追加がなされているので、基本こちらを購入することをおススメする。
『空母決戦1942』
発売年:2014年
発売元:Si-phon(サイ・フォン)
太平洋における空母戦を題材とした小規模なボードゲームを元にアプリ化したもの。対応プラットフォームはAndroid/iPhone。
最初に日本側が6隻(赤城/加賀/蒼龍/飛龍/翔鶴/瑞鶴)、アメリカ側が5隻の空母を持ち、太平洋上に点在する拠点を取り合う。
ユニットごとの差などは存在しないが、イベントで米軍海兵隊(日本側の拠点が無条件で陥落)伊号潜水艦(米側空母が1隻撃沈)などが発生し、戦場に劇的な変化をもたらす。
ミッドウェーの大敗を再現する特別ルール、「日本軍の慢心」などもあり、やや優勢程度では気を抜けない展開が続く。
1プレイ30分もかからないので、ちょっとした息抜きなどに。
『World of Warships』
販売年:現在開発中とのこと
販売元:Wargaming.net
ベラルーシ(旧ソ連の構成国で、現在もロシアとは友好国)の会社が開発中のオンラインゲーム。
100km四方という広大なフィールドで一人一艦操作して艦隊戦を行う。海戦だが、システム上圧倒的に優位となる潜水艦は登場しない。
参加する艦種は小さなものは水雷艇から、海戦の花型である空母や超弩級戦艦まで様々だが、ゲーム画面を見ていると、扶桑や山城等も型(つまり吹雪だろうが深雪だろうが吹雪型)で一括りとなっている模様。
また、空母には某ガンドゥムのように戦闘指揮を行うための機能も存在している模様。また、海戦らしくチームで動く戦略的な要素を重点的に入れているとのこと。
参加予定の勢力で現在判明しているのは大日本帝国・アメリカ合衆国・大英帝国・ドイツ第三帝国・ソビエト連邦といったかつての大戦の主要参加国となっており、各勢力の各艦ごとにTierというランク付けをされており、上に行くほど修理費用が高く付くようになっている(艦これ提督なら理解しやすいと思う)。
Warshipsはまだ開発中だが、同社が運営する戦車戦のゲームである「World of Tanks」等とアカウントの統合が行われ、他のゲームでの課金の残額等が同社が運営する他ゲームでも使用可能になる予定とのこと。
どこまで移動可能かは不明だが、事前にTanksなんかでWarshipsのサービス開始までにゲーム内ポイント等を貯めれるだけ貯めておくと良いかもしれない(WarshipsがAsia垢でできるかはわからないけど…)心配なら北米垢辺りが良いかも。ちなみにTanksのほうでは日本戦車が実装されている。
そして、空戦を楽しめるWarplanesもサービス開始済(ただしAsia鯖での開始時期は不明)。
日本ツリーは九六式艦戦やゼロ戦といった海軍機が中心、烈風以降は一年以上音沙汰が無い艦これ最強戦闘機こと、震電系列(Tier10に至っては空想戦記でしかお目にかかれないジェットエンジン搭載型)。
そして最高峰の格闘戦能力と引き換えにした紙装甲、限界高度の低さにより、高い高高度性能を持つ技術は世界一な同盟国の機体や憎き高性能にゃんこに一撃離脱に徹されると何もできない史実仕様
先人の栄光と苦労を擬似的とはいえ体験できる他、やはり混成チームも組めるので、米機と日本機のタッグやゼロ戦対ゼロ戦の終わらないケツの取り合いなんてことも。
基本無料なので興味があるならやってみるのをおすすめする。
『萌え萌え2次大戦(略)』
発売年:2007年(PC版無印)、2009年(PC版2[chu〜♪])
発売元:システムソフト・アルファー
枢軸・連合国の兵器を少女に擬人化した作品で、ある意味『艦これ』の先輩にあたるゲーム。損害を受けると装甲=衣装が脱げていくのも共通している。ただし、こちらは小破・中破・大破で脱ぎっぷりが変化する(もちろん大破するとかなり際どくなる)。なお、この作品では登場キャラは「鋼の乙女」と呼ばれ、描写などからアンドロイドに近い。登場キャラは陸空が中心。軍艦では「あかぎ」「やまと」「ゆきかぜ」が、航空機は「レイ」「ナナ」「てんざん」「ふがく」「ルーデル」が登場する(ゆきかぜはパワーアップキットである『ウルトラデラックス』以降)。チハたんも居るよ!
『大戦略』をベースとしたターン制戦略シミュレーションだが、生産の概念が無く必殺技・レベル・改造の概念があるのでむしろ『スーパーロボット大戦』に近く、キャラロストもない。だから安心して大破できるな!
システムソフト・アルファーといえば最近クソゲーを量産しているため、あまりよく思われていないが、ゲームとしては若干バランスに難はあるものの普通。シナリオはギャグ中心で、登場キャラも変態ちょっと個性の強い者が多い。だが、思い出したようにシリアスなものや胸が熱くなるストーリーも出てくる。PC以外の機種(PS2など)でも出ているので比較的やりやすい。
『NAVYFIELD NEO』
サービス開始:2006年(ベータ版は2002年)
開発元:SD ENTERNET(韓国)
第二次大戦における艦隊戦をモデルとしたオンライン海戦バトルアクションゲーム。プレイヤーは日米英仏独ソ伊の7カ国の艦艇と、チュートリアル的な小型艦のみの無国籍の8カ国の艦艇を操作できる。WoTのように国籍・レベル関係なく二つのチームに分かれて戦闘を行い、戦闘で得たポイント・クレジットを使い間に登載する水兵のレベルを上げ、より高レベルの艦を使用する事が出来る。
NFの特徴の一つに自由に武装を換装する事が出来ると言うものがある。武装マウントの容量さえクリアしていれば、戦艦の高角砲マウントに爆雷投射機を載せたり、日向に41センチ砲12門を論者積みしたり、重雷装艦の魚雷マウントに高角砲を山盛りして対空艦にしたり。また、艦上機と水上機の区別がないので航空戦艦に彩雲や震電を搭載し、高角砲の代わりに5連装酸素魚雷を搭載するといった仮想戦記ばりの魔改造が出来る。開幕雷撃で敵艦隊を混乱させ、戦闘機で敵偵察機を叩き落とし敵の視界外から砲撃する航空戦艦…それなんてレ級(もちろん史実どおりの装備でも十分戦える)
艦これに出て来る艦艇のほとんどが実装済みであり、駆逐艦、巡洋艦、戦艦、空母、潜水艦などが使用可能。重雷装艦、航空戦艦、航空巡洋艦、潜水空母などの日本特有の艦艇もしっかり実装されている。
海外艦も同様に充実しており、アイオワ級やビスマルク級などのオーソドックスなものから45.7cm単装砲を搭載したフューリアスなどの英国面、ソ連空母などの架空艦からドレットノートといった伝説の艦まで運用できる。三笠もいるよ。
プレイ時間は10〜25分程度なので艦娘のオレンジ疲労を抜く時間に一戦するのに丁度良いかと。
ただ、日本サーバは2012年にサービス終了してしまい、激減した現在の日本人プレイヤーは北米サーバでプレイしている。そのため攻略Wikiの記事の更新が途絶えている事が難点か。もともと日鯖のころからプレイヤーが少なく、某笑顔大百科にはユーザー数が1000人を切るなどと書かれているぐらいだ。上記の理由から日本での現在のプレイ人口は3桁いればいい方じゃないかな。面白いのに。
なお、後継にNAVYFIELD2があったが、あまりのプレイヤーの少なさからその一年後、日本ではサービス終了してしまったが、まだ欧州のサーバーが残っているため、一応プレイすることはできる。
『フリートコマンダー2〜黄昏の海域』
発売年:1990年
発売元:アスキー
対応機種:MSX2
戦術級シミュレーションゲーム。ターン制だが、将棋と同じように1ユニットずつを交互に動かす仕組みになっている。全ユニットを動かすか「終了」を選択すると2時間が経過し、天候も変化する。ヘックスやスクエアはなく、ユニットはアニメーションで移動する。戦闘もアニメーションで行われ、艦砲射撃の迫力や艦攻・艦爆の攻撃アニメーションの違いなどは見物。
大きな特徴は索敵が非常に重要だということ。各ユニットには索敵範囲が決まっており、その範囲内に入らないかぎり敵を発見することはできず、航空機以外は視点を自由に動かすこともできない。索敵範囲はレーダーで示されているのも雰囲気が出ていて良い。駆逐艦や航空機で広範囲を偵察することが勝利のカギとなる。
また、艦の向きが導入されており、真横への移動や後退は移動力を大きく消耗する、魚雷は両弦からしか攻撃できない(潜水艦は艦首方向)、砲撃は弦側からでないと攻撃力が激減するなど、向きを生かすためにも陣形を組んで戦うことが非常に重要になる。
ゲームモードはプロトン帝国(日本海軍)とアルゴン連合国(米国海軍)の海戦を順に行うキャンペーンゲームと「水雷船隊」「砲撃戦」など5つのシナリオを自由に選択するシナリオゲームの2種類。前者は完全にオリジナルだが、後者は「ガ島砲撃」「ミッドウェイ」のように史実準拠マップもある。
艦種はなかなか細かい。特に駆逐艦は「一等」「一等特型」「一等甲型」にしっかり分けられており、睦月型以前の一等駆逐艦も登場する(性能はお察しレベルだが)、赤城・加賀は「戦闘空母」として砲戦能力を有する、金剛型は巡洋戦艦で魚雷も装備しているなど、なかなか心をくすぐられる要素も盛り込まれている。ただ、北上が長良型だったりするなど一部艦種の分類がおかしい、日本側に比して米国側の艦船はかなり大雑把な点は残念なところである。
古いゲームの上、対応機種がMSX2なので現物の入手もプレイも非常に困難なのが悲しい。『MSX MAGAZINE永久保存版2』にも収録されているが、こちらはかなりのプレミアがついている。VCで配信されたらもっと多くの人の目に触れられるのだけど……。
なお、『フリートコマンダー2』ということは、初代もあったわけで、それはなんと1980年にPC-8001用ソフトとして発売されている。当時としては画期的だったようだ。1988年にはファミコン版も発売されており、アニメーションなどもかなりがんばっているのだが、BGMがない・ターボファイルがないとセーブ不可・マップが一つしかないと荒の非常に多い作品となっている。また、91年にはゲームボーイ版も発売されており、こちらは陸海共同作戦もあり、水雷艇・千鳥や氷川丸などの補助艦艇はもちろん、チハたんさえ登場する。
『太平洋の嵐』
発売年:1987年
発売元:G.A.M
対応機種:PC-9801・PC-88VA・X68000 近作ではWindowsPC・PSP・PS2・PS3
『太平洋の嵐』は1987年12月08日に発売されたコンピュータシミュレーション(あえてゲームとは言わない)。
扱うデータのあまりの多さに、当時主流の8bitパソコンで発売されずに16bit機専用ソフトとなった。
しかもメモリは640KBフル実装する必要が有り、プレイする為だけに数万円と言う大変な負担が生じたが、それでもプレイしたいソフトであったのだ。
(筆者はフル実装して指折り数えて発売日を待ち、当日は会社を早々に切り上げてPCショップに走った記憶がある)
『リセットの嵐』の通称があり、パッケージの題字は源田実が書いている。
ちなみに発売前の宣伝リーフレットに敬礼する女の子の絵が描いてあったのは衝撃だった。
1988年08月15日に『太平洋の嵐DX』にアップデート。
プレイヤーは日本を扱い、大東亜戦争を戦い抜いて日本を納得のいく道へと導く(あえて勝利とは言わない)のが目的というか目標。
このゲームの革新的なところは物資輸送(言い方を変えれば経済)の概念を取り入れたことで、如何に大艦隊を揃えたところで重油がなければ艦隊は動けない。
例えば、ゲーム上飛行機を作るには鉄とアルミが必要で、アルミはボーキサイトと石炭を、鉄は鉄鋼石と石炭を組み合わせて精製する必要がある。
生成する場所は本土に限られ、日本は島国だからボーキサイトと鉄と石炭は輸送船で外地から運ぶしかないが、輸送船を動かすには重油が必要で、その重油を作るには原油を内地に運んで加工する必要があり、原油を輸送するにはタンカーが必要で、タンカーを作るには鉄が大量に必要でと延々と物資の輸送計画だけを考えていく。
外地から荷物を運ぶ時には輸送船団に護衛艦つけておかないと潜水艦にやられるし…でも護衛艦が使う重油は相当に負担で…その他にも兵隊には食料を与えてやらないと飢え死にしてしまうので食料を外地に運んだり、トラックやマーシャルに重油を運んで艦隊を維持したりと、日本が戦争に負けた理由が本当によくわかるソフトだった。
このゲームをやるために当時10万円位した表計算ソフトに手を出したプレイヤーは少なくない。
因みにこの作品のアルゴリズムは、潜水艦も航空機も最大排水量の艦を集中攻撃することが多い。
当時のプレイ記録を見ると、開戦後の一ヶ月だけで輸送護衛艦隊の旗艦を務めた『天龍』『由良』『夕張』『球磨』『香椎』『龍田』『木曽』『香取』と喪失している…艦これでこれだけ沈んだら提督さんたちは心穏やかには居られないと思う。
これからプレイするユーザーは、是非とも「旗艦は軽巡」と言う先入観は捨てて欲しいと思う。
なお『太平洋の嵐』シリーズは初代以降システムソフト・アルファーによって開発・販売が行われているが、
初代のゲームデザインを行った阿部隆史氏らはG.A.Mから独立し、ジェネラル・サポートを起業。
初代『太平洋の嵐』のゲームデザインを受け継いだ新シリーズ『太平洋戦記』シリーズを作成している。
『太平洋の嵐』シリーズは現在はPSP版やPS2,3などでも発売中。難易度設定で、初心者でも安心してプレイ出来る。
・・・のだが、最新版は致命的なバグが多く、戦闘も地味なためPS3版「太平洋の嵐〜戦艦大和、暁に出撃す!」は2012年クソゲーオブザイヤー大賞に選ばれるほど・・・。
ゲームというより本格的シミュレーションのもつ難解さはライトユーザーには向かない様子。お手軽に迫力満点な艦隊決戦がお望みの方は要注意
『ハーツオブアイアン(Hearts of Iron、HoI)シリーズ』
発売年:2002年(HoI1) 2005年(HoI2) 2009年(HoI3)
発売元:パラドックスインタラクティブ(英語版)
サイバーフロント(日本語版)(注:会社倒産のため、品薄の可能性あり)
パラドックスインタラクティブ社が販売している歴史シミュレーションシリーズの第2次大戦版。
1936年から1948年までをプレイでき、選択できる国が非常に多い。(米帝プレイのアメリカから超難易度のアルバニアまで)。
同社の他のSLGと比べると戦闘に特化したシステムになっており、複雑な戦闘システムが実装されている。
当時の国家総力戦を再現するため、工業力(IC)と資源の確保が内政の中心となっており、これらをしっかりしないと後々戦闘ができなくなったりする。
非常にわかりやすい例だと、日本は石油不足に悩まされる等。提と・・・国家元首の腕の見せ所である。
例外は米帝プレイアメリカは工業力から資源まで何もかも揃っていて寝ながらでも世界征服できる。これでも10分の1ほどに減らして調整をしているらしい。
戦闘は陸海空とすべてそろっているが、どちらかというと陸寄りで海空は補佐に近い。
戦闘画面も非常にシンプルで艦これと比べるとさみしく感じるかと思う。
しかし艦これと違い、100隻の艦隊同士が戦闘を行ったりと非常に白熱する戦いが見られる。が、同時に沈む船も膨大なので艦これでは見られない規模の沈没が見られる。
部隊や艦艇には名称もつくため、知っている艦名もでてくるだろう。ただし生産できる艦型はある程度名称が決まっており、生産時に名称が決まるので天龍型軽巡「矢矧」などのおかしな状況になったりする。(ただし名称変更は可能)
このゲームはMODを作ることを前提に作られており、非常に簡単にプログラムが書きかえれる。
HoIwikiや某動画サイトを見てもらえばわかると思うが、この時代には似つかわしくないアニメキャラがゲーム内に登場したりする。
簡単なのでは将軍追加や提督追加から、複雑なのでは某エロゲのBETAと戦争している世界観を再現したMODまである。
おそらく大なり小なり艦これMODを作り始めている提督兼国家元首もいるのではなかろうか。
その影響から、AAR*1が多く作られている。
+
| | 【Hoi小ネタ】
|
- HoI2にはバグで軽空母を引き連れた艦隊が敵機動艦隊と交戦状態に入ると戦闘開始直後に軽空母艦隊が敵艦隊に近接戦闘を仕掛ける現象があった。
HoIでの海戦は距離という概念があり、当然ながら戦艦と空母が戦えば空母がアウトレンジ攻撃を仕掛けるため、戦艦側が不利である。
しかしこのバグを利用すると、敵艦隊から見れば突如目の前に敵の戦艦が現れるようなもので、空母の利点がすべて失われる。
これらのバグは通称「デスラー戦法」と呼ばれている。鳳翔さんの弓で放たれる長門や龍驤の呪術でワープさせられる大和など非常にシュールである。
- ギリシアッー!
「ギリシア」の誤表記から生まれた悲劇。「ギリシャ」と邦訳しなかったばかりに起きた風評被害。
ギリシアッー!国王はホモ。はっきりわかんだね
- 太宰治
日本の文豪にしてコロンビア総合参謀総長候補。本当は「ダーサ」なんだけど開発元のミスで、名前が近い太宰治を顔写真にしてしまった。
- 暗黒王
時の英国王ジョージ6世のこと。史実では凄い偉人なのだが、某AARのせいで英国面暗黒面に堕ちてしまった。
- ボリスフラッシュ
うおっ、まぶしっ!!
- **情勢は複雑怪奇
Hoiは「歴史イベント」によって史実で起きた事件が発生し徐々に大戦へと突入するのだが、イベント発生後の選択肢によっては、戦争が起こらなかったりする。
プレイヤーが何を選択するかで歴史が変わる、それがこのシリーズの面白い所。だが時にはAI国家が珍妙な、史実と違う行動をし、わけのわからない事態が発生する。
例えば「独ソ同盟」だとか「日本が中国にボコボコにされて朝鮮半島失陥」だとか。このような状態を端的に表したのが「**(地域名・国名・世界/国際)情勢は複雑怪奇」である。
なお、この言葉は某極東の島国国家の首相の発言「欧州情勢は複雑怪奇」が元ネタ。
- かかって来い!相手になってやる!
Hoi2屈指の燃えイベント「冬戦争」に出てくる選択肢のひとつ。超大国ソ連 VS 弱小国家フィンランドの戦いがココに始まる!
- ビスマルク級戦艦二番艦の名前を間違えている人間はだいたいこれのAARのせい。それにしてもこのレーダー、ノリノリである。
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『バトルフリート』
発売年:1990年
発売元:ナムコ
対応機種:FC
RED軍(日本)とBLUE軍(アメリカ)に別れ、ターン制で艦隊や上陸部隊を指揮しながら相手の本拠地の攻略を目指すゲーム。
内容はシミュレーションとシューティングが融合したような感じである。
日米の各艦型より代表的な艦型や航空機が量産でき、進め方によっては大規模な艦隊決戦や航空戦が楽しめる。
また上級者モードとして索敵モードがあり、偵察で見つけた敵艦隊しか攻撃できないなど、この当時のゲームにしてはなかなかにマニアック。
攻撃は自分で行うシューティング的な物になっており、特に艦爆や艦攻などの攻撃は比較的シビアなタイミングが要求される。
見所はドット絵を感じさせないほど詳細に描き込まれた各艦のグラフィックで、巨大戦艦による対艦攻撃が熱い!
そしてパッケージの長門がものすごく格好良いので、興味が出た方は出来るならパッケージ付きの物を探していただきたい。
古いゲームであるが侮るなかれ、コレがなかなか良くできていてかなり楽しめる。
『ネイビーミッション』
公開年:2005年
開発元:メタリッククローバー
対応機種:WindowsPC
兵装を使い分けて敵勢力を全滅させればクリアするという単純明快な3Dゲーム。
兵装は攻撃力に優れてリロードも早めの主砲、圧倒的連射性を誇るファランクス、強力な追尾能力を持つミサイルの3種類で固定。強化や換装といったことはできない。
一見するとミサイルが使いやすいように見えるが、発射するにはロックオンが必要でロックオン可能な距離が短いうえ、リロードにもやや時間がかかり威力も主砲の半分程度なので注意が必要。
ストーリーも特に存在せず与えられた仕事を淡々とこなすだけではあるが難易度によって出現する敵の数が異なり物量で圧倒されることもよくあるためとっさの判断と適切な兵装の選択が必要になるなど歯ごたえのある難易度・ミッションがそろっている。
ミッションをクリアすると勲章がもらえ、勲章の数に応じて本当にささやかな機能開放やミッション解放がある。
余談:クリアタイムが保存されるが、未達成ミッションのクリアタイムランキングにはどこかで見たことのある艦や艦載機の名前が記載されている。
『デストロイヤーコマンド』
公開年:2002年
開発元:Ultimation Inc.
対応機種:WindowsPC(Win7 64bitで動作可能を確認)
世界で唯一とも言える二次大戦中の駆逐艦シム。駆逐隊の指揮から駆逐艦の操舵、主砲魚雷の諸元入力、対潜掃討、機関部の保安など駆逐艦に関連するものなら殆ど体験できる。
軍艦の種類も多種多様であり、天龍型や神風型、長良型等ちゃんと区別されている海外産ゲームはこれぐらいでは無いだろうか。
ミッションに関しては、サボ島沖海戦、第三次ソロモン海戦、ブーケンビル沖海戦等名だたる海戦が史実通りに再現されており、当時の状況をゲームながらにして、体感出来るかもしれない。
しかし残念なことに、日本側の駆逐艦は操作出来ないので注意してほしい。
使用可能な艦はクレムソン級からアレン・Mサムナー級までの米駆逐艦のみである。
なぜか日本語版も発売している。フル吹き替えという無駄に豪華な仕様である。
なお、Silent HunterIIを持っていると、マルチプレイで潜水艦と駆逐艦に分かれて対戦することも出来る。
映画「眼下の敵」のような頭脳戦に憧れる方は、是非トライしてみて欲しい。
『TORPEDO AWAY!』
公開年:(ver.15.0:2013/4/22〜
開発元:Fiddly Bits Software.LLC
対応機種:iPhone,iPad,ipod touch(iOS4.2以降)
スマホでプレイできる数少ないフリーソフトの一つ。
まあ操作するのは日本の潜水艦ではなくアメリカのガトー級だが。
遊び方はいたって簡単。スマホを傾けて潜水艦を動かし画面をタップして魚雷を発射、
水上を航行する駆逐艦やタンカーなどを撃沈する。
勿論駆逐艦は爆雷を投下してくるので撃沈されずにクリアするのは意外と難しい。
暇つぶしには最適。欠点はソフト内部がすべて英語表記なことくらい。
爆雷の回避運動や足の遅い客船に命中させることもなかなかに難しく、
シンプルながらにして潜水艦って改めて大変、ということがわかるゲーム。
これをプレイすれば、すこしは潜水艦伊58の気持ちがわかるかもしれない。
オリョクルで潜水艦娘が入浴中にぜひどうぞ。
『スティールダイバー サブウォーズ』
発売日:2014年2月14日
発売元:任天堂
ニンテンドー3DSで遊べる潜水艦ゲーム。ニンテンドーeショップで仮入隊版をダウンロードできる。
潜水艦を操り、ソナーや潜望鏡で索敵、魚雷を発射して輸送船や戦艦を沈めたりする。ホーミング魚雷もあるよ。
任務をこなすシングルプレイのほかにマルチプレイモードがあり、オンライン対戦が可能。チャットはモールス信号になっている。
もちろんプレイヤーはみんな潜水艦なので潜水艦で潜水艦を沈めてるんだけど、艦これとは時代が違うんだよたぶん。
仮入隊版は0円なので3DSをお持ちの提督は一緒に遊びませんか。
1000円払って正規版にアップグレードすると、シングルプレイのステージと使える潜水艦が増える。
また、正規版DLC(有料)にはUボート、ガトー級、伊400型などが存在する(だが晴嵐は載ってない)。
『Pacific Fleet』
公開年:2013
発売元:Paul Sincock
対応機種:iPhone,iPad,ipod touch(iOS4.0以降),Android(4.0以降)
スマホでプレイできるリアル3D海戦ゲーム。すべて英語表記。米国太平洋艦隊か日本海軍を選択してプレイできる。最大3vs3でターン制ステージ突破型。砲撃は俯角、仰角を手動で調整して攻撃する。レーダーと主砲は連動して回転するなど芸が細かい。日本は対潜がヘボい反面、米国は魚雷の不発率が高いなど妙にリアルな設定もある。空母も砲撃戦距離になるので戦闘スタイルは艦これに近い。登場艦艇は日本が秋月型駆逐艦、阿賀野型軽巡、大鷹型護衛空母、高雄型重巡、金剛型戦艦、大和型戦艦、翔鶴型正規空母。米国がガトー級潜水艦、フレッチャー級駆逐艦、クリーブランド級軽巡、カサブランカ級護衛空母、ボルチモア級重巡、アイオワ級戦艦、エセックス級正規空母。日本側は特攻(Kamikaze)と桜花(Ouka)、米国側は原爆(Atomic bomb)が使えるという若干不謹慎な点があるので注意が必要。
序盤のみプレイできるフリーのLite版があるので気になる人は購入前にお試ししてみるといいでしょう。
『Naval Front-Line』
公開年:2014年(8月現在オープンβ中)
発売元:Uniques Digital Game (香港)
対応機種:Android 3.2以上(ハイスペック端末及びWi-Fi環境必須です)
課金方式:ゲーム本体は無料。ゲーム内での課金方式
World of Warships が待ちきれない提督におすすめできるシングル/マルチプレイ3Dリアルタイム海戦ゲーム。
日米独英の4カ国の初期駆逐艦から複数選択して、ミッションで得た報酬コインをためて装備を換装したり、
ツリーに沿って艦をアップグレードしていくWoTスタイルのゲームプレイ。
シングルはチュートリアルだけでなく、ミッションも充実している(しかも激ムズ)
極めてテンポのよいゲーム展開で、水上砲撃戦・雷撃戦は非常にスリリングである。
ただし、距離が遠くなればなるほど砲撃も雷撃も命中させることが極めて難しい(当たり前)
グラフィックエンジンはPacific Fleet同様のUnityエンジンで、PFには及ばないものの比較的精密なモデル造形がされている。
砲撃はPF同様、仰角をコントロールして撃ちあうタイプだが、PFがターン制であるのに対し、こちらはリアルタイムで同じことをやるため、
敵の未来位置を予測しながら砲弾を打ち込まねばならず、射撃後の装填待ち時間もあるため、難易度は高い。
またPFにない点として、ターゲットに対してピンチングで射弾散布の幅を広げることができる。
戦艦などの長射程砲をもつ艦では射弾散布の幅をひろげて適切な仰角に絞った後、散布幅を縮めて相手艦に集中弾を与えるというわりと現実的な砲撃戦も可能。
開発会社は香港で、中華圏プレイヤーも非常に多いし、GooglePlayの紹介の日本語が極めて怪しいのが心配になるかも知れないが、
ゲームの中身はきわめてまっとうであり、スタッフは日本語でもサポートしてくれるようだ。
『大戦略 大東亜興亡史〜トラ・トラ・トラ ワレ奇襲ニ成功セリ〜』
公開年:2008
発売元:システムソフト・アルファー
対応機種:PS2 PSP PC(PC版は大東亜興亡史2なので注意)
大戦略シリーズの一つで主に日本軍が中心のSLG
艦娘の元になった艦船は勿論、あの友鶴事件で有名な「千鳥型」やマイナーな淡水砲艦など第二次大戦で活躍した兵器がほぼ全て出ている。さらに富嶽や震電改(艦これのと異なりこちらは陸上ジェット戦闘機)等、計画のみで終わった兵器も登場する。
キャンペーンモードは盧溝橋事件から始まり史実と同じ結末や米本土侵攻やソ連侵攻などのIFまでとかなり大規模。(開始後しばらくは陸マップ続きなので艦船が活躍するのは中盤位から)
マップによっては百年戦争(撤退を繰り返して経験値・資金稼ぎや進化をする事)ができる。鹿児島湾で百年戦争して1941年の真珠湾に富嶽を持ってくる事も可能
なお、艦船を進化させると艦名まで引き継がれてしまい「金剛:信濃型」と言う事態になってしまうので、気になる人は艦名が「○○型」になるまで生産し、そこから進化するしかない。
武装に核(米重爆)と特攻(後期の日本軍機)を持つ兵器があるので苦手な人は注意。
球磨型の換装武装に北上さんが嫌うアレがある…がアレより普通の魚雷の方が強いので積まない方がいい。なお、松型(未実装)も積めるがこちらは魚雷より若干強い。ゲームなのでお好みで。どっちにしろこのゲームでの回天は使い勝手が悪いので。
最強の対地対艦攻撃機は10機編成で800kg爆弾を1機につき5発落とす彗星四三型 一回の攻撃でアイオワも大破ないしは轟沈である
追記:大東亜興亡史3(PSP版で確認・他機種は不明)ではこれが修正され、彗星四三型が大幅に弱体化してしまった。…が、今度は何故か高角砲で対潜攻撃が可能に よって3での艦船は最終改装大和と空母だけで勝てる
鹵獲・引き継ぎ周回可能なので様々なIFを楽しみたい方にお勧め。
『Naval South Pacific War』『Kido Butai Approacing Fast! 』
配布元:奈良鹿製作所
対応機種:PC
ジャンル:RTS
フリーで配布されているPC用海戦RTS。
日本もしくはアメリカ側が操作できる史実の海戦を再現したものから架空戦記的なものまで多種多少なミッションを固定配置された艦隊を率いて勝利条件達成を目指す。
グラフィックがちょっとチープなのだが、ゲーム性は奥深く、艦隊・空母決戦の面白さを手軽に楽しめる秀作である。スクリーンショットを見ただけでスルーしてしまうのは勿体なすぎる出来。フリーなので時間ができた提督諸氏は是非暇つぶしがてらにプレイしてみて欲しい。複雑な操作は少なく、一プレイ時間が短めなのもうれしい仕様。
一方、それぞれの艦種や航空機を上手く使いこなさないとクリアは難しいようデザインされており、索敵の成否やリアルタイムに時間が流れている関係上とっさの判断ミスが艦隊全滅につながるため全般に難易度は高めであるが、逆にこちらの戦術が成功して敵艦を撃沈した時の爽快感はかなり大きい。
また、艦これではいまいち実感し難い、なぜ空母戦は輪形陣なのか、水雷戦は単従陣なのか、を如実に教えてくれる。特に日本軍の魚雷は強力なので誤射には注意!
ただ、Naval South Pacific Warは古いゲームであるため最近のOSではプレイが難しい模様。公式サイトの掲示板によれば対応策があるらしいが…?
『Kido Butai Approacing Fast! 』はNaval South Pacific Warの3D版で、艦攻と艦爆の違いがあったり、操作方法が改善されていたりするのでこれからプレイする提督にはこちらをお勧めしたい。
現在もアップデートが続いているらしいので今後にも期待できるゲームである。
ボードウォーゲーム編
電源不要のアナログウォーゲーム編です。↓非常にまとまった良記事。
“艦娘”ともっと戦いたい「艦これ」提督のための「日本海軍ウォーゲームガイド」(ITmedia記事)
『Midway』
メーカー:アヴァロン・ヒル 1965年
おそらく世界で初めてブラインドサーチを用いた空母戦ゲームだろう。
著名なミッドウェー海戦を簡単な四角いエリア式索敵ボード(画像)と戦闘解決用ボードの2つで再現する。
索敵ボードは、艦隊マーカーや索敵マーカーのみで利用し、戦闘解決時には個別の艦艇ユニットを使用する。当然、航空機も登場する。
基本ルールは、空母戦をメインにした索敵ゲームになっている。急降下爆撃機と雷撃機のみが攻撃できる。
索敵は、艦艇の存在するエリアと日本軍は艦艇から12エリア以内のエリアを3か所索敵でき、アメリカ軍は索敵ボード全体のどれか4か所のエリアを索敵できる。
戦闘解決は、戦闘比で解決するが、これは当時から論議を呼んでいたと記憶する。
トーナメントルールは、戦闘機と水上戦闘が加わりかなり難しくなる。早い話、CAP対護衛機戦闘が起きる。
日本は空母とミッドウェー島の両方を狙わねばならないので、かなり難しい。史実に忠実ではある。
さらに、対空砲火を分散させるために戦艦や巡洋艦にも攻撃機を向かわせるか、空母に集中攻撃をするかも悩みどころである。
実は水上砲撃戦ルールもある。戦艦が逃げる空母を追いかけ回すという光景も見られた。
このゲームは空母戦ゲームの草分けとしては価値があるが、現在では入手困難なのが残念なところ。
珊瑚海海戦シナリオもあって、ルールとユニットが通信販売されていたのだ。
『アイアンボトムサウンド』
メーカー:Quarterdeck Games/ホビージャパン 1982年(日本語版発売年)
2013年11月の期間限定出撃『決戦!鉄底海峡を抜けて!』ではありません。
1942年のガダルカナル島周辺での夜間水上戦をプレーするゲームです。
こちらにボードやユニットが紹介されてますが、ユニットは1艦1ユニット(すべて艦名入り)、
シナリオごとに参加艦艇の浮力、砲塔、魚雷発射管、艦橋、レーダー、が印刷されたデータがあり、被弾すると、
命中判定を行い、貫通力と装甲を比べて被害を受けたり砲弾を跳ね返したりします。
火災が発生すると、当然、被弾しやすくなります。
ホビージャパン版はビニールコーティングされており、ホワイトボードマーカーを使うと、戦闘終了後布で拭くと何度でも使えるようになってました。
夜戦というだけに、両軍とも視界が決められており、視界外の艦船は砲撃できません。当然、日本軍の視界のほうが広いのですが、
米軍にはレーダー装備艦があり、敵が見えないところ(ユニットは裏返ってるんで存在は判りますが)から打ち込んでくるのです。
もっとも、両軍に照明弾や探照灯という手段はありますが、後者はコロンバンガラ島沖海戦の神通となる危険性が待ち受けているのです。
そしてこのゲーム最大の最強な兵器は46cm砲ではなく、61cm四連装(酸素)魚雷です。
特に至近距離(各艦の間隔は550m≒600ヤード)での一斉雷撃(4方向から16本ずつ)が決まると、サウスダコタ級戦艦をも一撃で屠ってしまいます。
シナリオは架空を含めて10あり、架空シナリオ用に大和、利根、北上(当然、重雷装艦)、矢矧の他に、
イギリスのプリンス・オブ・ウェールズ、オランダのトロンプ、ドイツのシェーアなどのユニットもあります。
大和とサウスダコタが暗夜に至近距離で撃ちあうのも楽しいのですが、各ユニットに撃沈時のポイントがありますので、
一定ポイント内で艦隊を編成(戦艦禁止、重巡は4隻までとか)して戦うというのも楽しいです。
ま、若き日のプロデューサーさんが楽しまれたんじゃないでしょうか。
『Destroyer Captain』
メーカー:Quarterdeck Games 1982年
タイトル通り、古今東西の駆逐艦の戦闘をプレーするゲームです。
対象年代は日露戦争から第二次世界大戦までで、日露戦争時の日本の水雷艇がプレーできるのはこのゲームくらいではないでしょうか。
明治34年竣工の暁型が登場する明治37年3月の旅順港南方海域での戦闘のシナリオがあります。
特徴はログシートに艦艇の兵装などを記入して、損害を受けるとそれをチェックしていくことで表現する点で、船体やスピードに対する損害もそれに記入します。
命中箇所は10面体ダイス2個で判定し、100通りの結果があり、なおかつ徹甲弾と榴弾で表が違うという凝りようです。
このような詳細なシステムなので、小型艦同士の海戦でも十分に表現できるわけです。
登場艦艇は駆逐艦中心ですが、巡洋艦も一部登場します。
写真1と写真2はゲームで使うログシートや表などの例ですが、ユニットは少し大きな写真で提供しています。指揮官ユニットもあり、日本は海軍少将もありますが、名前が「秋山」となっているので、あの秋山さんかもしれません。
名前だけでしょうけど。
*2
このゲームは古いもので、メーカーのクォーターデッキももうないと思いますので、入手は困難ですが、日本のコマンド・マガジン51号で新シナリオとともに再版されています。
ただ、この号自体も2003年なので入手は少し難しいでしょう。
『IJN 大日本帝国海軍』
メーカー:ホビージャパン 1982年
ソロモン海域の水上戦闘を、いくつかのシナリオで再現します。1コマ1隻で、戦艦から駆逐艦まで皆名前がついています。空母は登場しませんが、それ以外の日本海軍艦艇はほとんど登場すると言っていいでしょう。
ルールも比較的簡単なので、すぐプレーできると思います。
なお、仮想シナリオでレイテで栗田艦隊と米戦艦部隊が激突したらとか、大和の沖縄特攻を米戦艦部隊が迎撃したらというものがあるので、大和や長門も出ますが、ゲームのメインはあくまでガダルカナル、
それも駆逐艦の活躍でしょう。
難点は古いゲームなので、現在では入手が難しいこと。しかし、国産ゲームなのでかなりの数が出回ったはずですから、オークションなどで入手できるかもしれません。
なお、1986年くらいに、「IJN2 FLEET BATTLES」*3という名で第二版が発売されていました。
写真はユニットの例。艦のシルエットが表、数字が書いてあるのが裏です。数字は上の左から、砲撃力、砲撃射程、雷撃力、雷撃射程、防御力、移動力です。
小さいので分かりにくいかもしれませんが、シルエットは艦種ごとに変えているという凝りようです。
『日本機動部隊』
メーカー:エポック社 1982年(初出時データ)
結論:日本の病気は昔からをその存在として体現するボードゲーム。
内容的にはストイックな海戦ゲームである。
「真珠湾攻撃」「マレー沖航空戦」「スラバヤ沖海戦」「空母vs.空母」「珊瑚海海戦」「ミッドウェー海戦」「第2次ソロモン海戦」「連合艦隊vs.太平洋艦隊」の8つの初期シナリオがセットされており、前者程難易度が低く、後者ほど高くなる。
近現代戦ボードゲームの初心者から上級者まで楽しめる内容になっている。
特に「真珠湾攻撃」シナリオは現在で言うところのチュートリアルシナリオに近く、『艦これ』以外のウォーゲームが初めてと言う人や、ボードゲーム・TRPG初心者にも楽しみやすいだろう、
ただ問題は現状入手難易度が高いこと。
エポック社の初版は探せば出てこないこともないと思われるが、リニューアル+追加ユニット+追加シナリオのジャパン・ウォーゲーム・クラシックス版は雑誌流通、しかも『コマンド・マガジン日本版』の付録という扱い、さらには同誌の10号と15号に分割して収録されたので、完全版の入手は現状不可能に近い……
パッケージでの復刻が望まれるところである。
で、冒頭の件。
本作のゲームデザイナーは、特に欧州戦線のウォーゲームデザイナーとして著名だった鈴木銀一郎氏である。
と、この名前に聞き覚えのある提督も結構いるはず……
1987年に商業ベースとしては初めて発売されたファンタジーカードゲーム「モンスターメーカー」のグランドゲームデザイナーである。
カードイラストに九月姫を採用した愛らしいキャラクターデザインは同時期のうぶなボーイを直撃。現在は下火になってしまったが一時期はマイナーなりに、『艦これ』の提督陣より数段濃いコミュニティが形成されていた。ちなみに今提督をしている人間も結構いるはずである。
ちなみにどの程度の病状だったのかというと……この有様。イクが18禁なら21禁レベルである。
つまり……もうこの時期日本は手遅れでした。
『航空母艦』
メーカー:ツクダホビー 1983年
マップ2枚を埋め尽くすダミーマーカーの海、その中をプロットしたとおりにダミーマーカーをめくりながら索敵機や艦隊が進む。
やっと何かが存在するとわかっても、艦種誤認という危険性(珊瑚海海戦のように)もある。
攻撃隊を繰り出しても、敵艦隊が雲の下で逃げてしまう(瑞鶴のように)こともある。
ついに艦船攻撃となったら、艦上爆撃機は一度で攻撃を終了するが、艦上攻撃機は魚雷を抱いて輪形陣の中を動いてゆくのである。
つまるところ、ジェネラル・サポートのゲームをボードシミュレーションにしたようなものである。
当然、データは細かく、艦船の防御力、主砲、副砲、高角砲、機銃が、空母と水母は発着艦能力、整備能力が細かく定められている。
あまりの時間のかかり方に、週末に泊まりこんでも両軍激突せぬままということがままあったらしい。
こんなお化けゲームが4800円で売られていた時代があったのだ。今ならDSのソフト1本分だが。
『幻の八八艦隊』
メーカー:アドテクノス 1986年
弩級戦艦の出現以前の戦艦からワシントン軍縮会議で建造が中止された幻の戦艦までが大海原を駆け巡る。
この世界には航空母艦、巡洋艦、駆逐艦、潜水艦は存在しない・・・と言いたいところだが、
日本の球磨型巡洋艦、長良型巡洋艦、川内型巡洋艦、古鷹型巡洋艦、睦月型駆逐艦、
合衆国のオマハ型巡洋艦、クレムソン型駆逐艦はユニット化されているが、各々の艦名は出てこない。
当然、焼き鳥製造機は戦艦、ボーキサイトの女王は巡洋戦艦、パンパカパーン、カカオも巡洋戦艦として建造されている。
それどころか、日米英独仏伊のみならず、トルコ*4、ロシア、ノルウェーなどの戦艦もユニット化されている。
なお、システムデザインを担当したのは佐藤大輔氏である。
『USN Deluxe』
メーカー:デシジョンゲームズ 2004年
太平洋戦争を戦略的に再現し、キャンペーンと個別シナリオが付属する。
陸軍、海軍、空軍が登場しそれぞれ、個性が割り当てられゲームで重要な役割をする。
海軍は名称ではなく1ユニット毎に番号が振られている(画像)。
システムは、かなり凝ったもので、3軍にそれぞれ行動を与えることで戦闘を再現する。逆に、1個毎に行動を与えることができるので、手順としては煩雑ではあり、ゲームの時間はかなりかかることになる。
どのゲームもそうですが、陸軍や海軍にとって補給はシビアで、かなり考えないと作戦を遂行することが困難になりやすい。
空母は別に航空機ユニットを配備できるので、空戦任務が楽しめるのも特徴かもしれません。地上支援など再現できる。
キャンペーンはほぼプレイは無理なので、シナリオをプレイするのがベストである。珊瑚海海戦とミッドウェー海戦はかなり萌えるシナリオではあるかもしれません。
現在でもこのゲームは入手可能なので、プレイは可能ですが、ルールが長い英語の敷居は高いかもしれません。
『聯合艦隊』
メーカー:サンセットゲームズ 2004年
HJより販売されていたフリートバトルズ(IJNに追加ユニット、シナリオが加わった第二版)に雑誌でのソ連やドイツ艦隊の追加シナリオを網羅した。
IJNよりのルール変更点は、探照灯と照明弾と魚雷の隠密移動である。当然魚雷の簡易射撃判定も行える。
また、ユニットの裏に以前はデーターが書かれていたが、改装後の性能を再現するため別の冊子に書かれている。
フリートバトルズよりマニアックな艦艇も含まれているが、一部の戦艦が入っていなかったりして、
完全版とは言えるのか?
サンセットゲームズ版では、ユニットの裏面が射撃面となっている(画像)。ユニットは改装後のシルエットバージョンが入っている。
また、マップサイズも大きくなっている(画像)ので、年寄りには優しいかも。
再販が決定したので、今後入手は容易と思われます。→詳しい情報
『Empire of the Sun』
メーカー:GMT 2005年
太平洋戦争全体をやるゲームです。駒は陸海空の部隊の形で登場しますが、海軍は艦名入りです。ただし主要な艦艇だけで、たいてい2隻で1コマになっています。「IJN」がガダルカナル周辺に限られるのに対し、こちらはインドからハワイまで、戦いの場所はずっと広いです。
太平洋戦争全体をプレーできるゲームとしては、比較的ルールは難しくなく、プレー時間もかかりません。しかしそうは言っても、ウォーゲームにあまりなじみのない人には難しいかもしれません。
写真はマップの一部とユニットの例。数字は左から攻撃力、防御力。空母の場合はさらに攻撃範囲が付きます。これは航空攻撃をするものは数ヘクス先の敵も攻撃できるからです。
このゲームは比較紀最近のものなので、入手は比較的容易です。しかし、外国製ゲームなので、ルールの日本語訳も合わせて入手した方がいいでしょう。
『Axis & Allies Guadalcanal』
メーカー:アバロン・ヒル 2007年
Axis & Alliesはユニットに立体コマを使い、第二次世界大戦全体をプレーする二人ゲームですが、そのシリーズの中で、日米のガダルカナル島を巡る戦いのゲームがこれです。
一連の戦いが行われた海域をエリアで分け、海では海空部隊、島の上では陸上部隊が戦います。
島には飛行場が建設できますが、そのためには必要な数の補給ポイントを陸揚げしなければならず、そのために輸送船で部隊や補給を運びます。建設には3つの補給ユニットが必要ですが、輸送船1隻で運べるのは2個までです。
相手はその輸送を阻止しようとしてユニットを出し、双方のユニットがいるエリアで戦闘になります。
撃沈した敵戦艦と空母、建設に成功した飛行場が得点になり、15点に達した方が勝ちになります。
写真がこのゲームのユニットの例です。軍艦は戦艦から駆逐艦、潜水艦、輸送船、航空機は戦闘機、爆撃機があります。戦闘機は空母に積んで運ぶこともできます。赤が日本、緑が米国です。
ユニットには艦名はありませんが、御覧のように、それぞれの艦種で両国の特徴が出ており、例えば戦艦は日本は大和型、米国はノースカロライナ級です。駆逐艦は日本は陽炎型、米国はフレッチャー級のようです。
ところが巡洋艦を見てください。艦艇をクローズアップした写真で、一番前に出して艦首を突き合わせるようにしてあるのがそれですが、赤い方が米軍の標準的な重巡、緑が愛宕型の重巡に見えます。そうです。ここだけ、日米を取り違えているのです。せっかくの立体コマなのに残念です。色で日米を区別するので、巡洋艦だけ日米を取り換えるわけにもいきません。
ゲームはバランスが取れていて面白いのですが、巡洋艦ユニットだけが残念です。
このゲームは比較的最近のゲームなので、入手はできると思います。大きな箱が目立つゲームです。
『レイテ湾強襲』
メーカー:ゲームジャーナル(24号) 2007年
ゲーム・システムは基本的に「ストーム・オーバー・アルンヘム」システム。
これはエリア方式(画像)で、それぞれのユニットは移動か戦闘だけができて、それをすると裏返って、次のターンまで行動できないというもの。
なのだが、このゲームはカードによって、移動しても使用済みにならなかったり、使用済みになっているところを表にできたりできるので、油断がならない。
テーマはレイテ作戦全体をやるものだが、期間的には米軍のフィリピン攻略作戦なので、45年までが範囲に入っている。ルールブックに1ターンの期間は定義されていないが、全部で7ターンということは、1ターン1か月くらいと考えることもできる。レイテ海戦が44年10月、マニラが陥落し、米軍がマニラ北方の山下軍の掃討に入ったのが45年4月なので。
このゲームで日本海軍の活躍場面はゲームの序盤になるだろう。いわゆる「レイテ湾突入」である。何度かプレーしたが、日本側がカードをうまく駆使すると、米海軍はレイテ湾突入を防げないようだ。得点的にはまだ上陸していない陸上ユニットの除去得点が一番高く、ルール上、米軍はレイテ湾に集結したそれらをすぐには上陸できないようになっていて、除去されるとその失点を取り返すのが困難。よってゲームの勝敗はこのレイテ湾突入を日本側が成功させ、いくつ米陸上ユニットを除去するかでほぼ決まるといえる。
この過程で日本がいくらか軍艦を失ってもそれは米軍の得点にはならないので、日本軍プレーヤーは損失を顧みる必要はない。
仮想戦記ファンの夢を叶えるようなゲームで、それは分かるのだが、だれが米軍をやるのかという問題はあるゲームだ。
写真はユニットの例とカードの例。
ユニットは上から小沢艦隊、栗田艦隊、西村・島艦隊。
2隻1ユニットくらいで、軽巡と駆逐艦には艦名がない。
カードは日本軍の例。上2枚が自軍の行動を有利にするカードで、下2枚は米軍の行動を阻害するカード。
このゲームのついたゲームジャーナル誌は、そのHPによればまだ購入可能です。もっと最近の号で売り切れもあるのですから、ラッキーですよ。
『Coral Sea』
メーカー:アバランチ・プレス 2010年
これはアバランチ・プレス社の「第2次世界大戦海戦シリーズ」の一つで、珊瑚海海戦のゲームです。
同社は第一次と第二次世界大戦の各戦域の海戦を数多くゲーム化しており、それぞれのゲームに多くのシナリオがあり、いろいろな国の各種艦艇が登場するのですが、この「Coral Sea」は1ゲーム1シナリオという珍しいケースです。
同社のこのシリーズは基本ルールが共通で、まず双方がいくつかの艦隊を組んで、それぞれの艦隊に任務を与えます。各艦隊はその任務に応じた制限があり、たとえば上陸作戦を任務とする艦隊は出港から目的地までのゲームマップ上での経路をすべてプロットしておき、任務を放棄する以外ではそれに従わないといけません。
それぞれの艦隊マーカーはマップ上を移動するので、相手にもどこにいるかわかりますが、それを攻撃するには味方の艦隊が移動終了時に相手と同じゾーン(六角形ではなく四角なのでこう呼ぶ)にいて、索敵に成功しなければなりません(画像)。航空機による攻撃も同様で、事前に敵を発見していないといけません。つまりマップ上敵がどこにいるかは分かりますが、発見しないと攻撃できないというルールで、相手が全く見えない状態でプレーする「ブラインド・サーチ」とは違う、より簡単なシステムです。
戦闘になると艦隊を構成する艦艇のユニットを戦闘ボード上に移し、そこで戦闘を解決します(画像)。そのボードの上で双方の艦が移動し、砲撃し合いますが、移動は彼我の距離しか関係ありません。敵との間合いを詰めるか離すかだけで、当然敵の方が足が速いと逃げられてしまいます。ただ、戦闘ボードに艦艇を置いた時はお互いユニットを裏返すので、相手の艦艇はそのシルエットしかわかりません。これは戦艦と巡洋艦などおおまかな艦種の区別しかつきませんから、場合によっては逃げるか戦うか迷うことになります。
このようによくできたシステムなのですが、双方が艦艇のみの一次大戦の場合、なかなか戦闘が起こらないという難点がありました。上記のように双方の艦隊は移動を事前プロットし、一番制限が少ない迎撃任務でも2ターン先をプロットするので、相手の動きを完璧に読まないと会敵はできないのです。
しかし、航空機が登場する2次大戦では様子が違います。ましてや珊瑚海海戦は純粋に空母戦ですから、戦闘が起こらないということはありません。シリーズの最初のころのゲームとはずいぶん変わってしまいましたが、これはこれで楽しめるので良いでしょう。
このゲームシステムの航空索敵は、非常に単純化されていて、索敵したい敵艦隊への航空基地からの距離と索敵に使用する航空機ユニットのステップ数で索敵に成功する確率が決まり、サイコロを振って判定します。つまり実際に索敵機がマップ上を移動するのではないので、簡単に索敵ができます。攻撃機の移動は艦隊の移動とは別フェィズなので、艦隊同士のようにすれ違うこともなく、確実に敵艦隊上空に達します。
航空攻撃は戦闘ボード上に並べられた艦艇ユニットの上に航空機ユニットを置き、目標と周辺の艦艇から対空砲火を受けた後、爆撃や雷撃の結果判定をします。
このシリーズの日本海軍が登場するゲームでは、他にインド洋作戦をテーマにした「Eastern Fleet」、「ミッドウェー」、南方作戦での海戦をやる「Strike South」などがあります。比較的最近のゲームなので、入手は可能だと思いますが、英語の苦手な人は日本語ルールが手に入るかが問題でしょう。
おすすめに入れて欲しいと誰かが提案したものなど
自分が書いてもいいよという提督がいたら参考にしてください。
ストライカーズ1945 (開発元:彩京)
ストライカーズ1945II (開発元:彩京)
零式艦上戦闘記 (開発元:マリオネット 発売元:タイトー)
艦砲射撃 (開発者:TANAKA U)
魚雷戦用意 (開発元:SANETOMO WORKS)
グロス・ぱいッ!チュラント⊂彡 (しるふ・わーくす)
ウルフファング -空牙2001- (開発・発売:データイースト)
1941 Counter Attack(開発・発売:カプコン)
P-47 THE FREEDOM FIGHTER(発売:ジャレコ・開発:NMK)
ダライアスII(開発・発売:タイトー)
U.S.NAVY(開発・発売:カプコン)
USAAFムスタング(発売:UPL・開発:NMK)
艦隊これくしょん -艦これ- 艦これRPG(富士見ドラコンブック)
おすすめゲーム掲示板
武蔵「どこを見ている? ここは軍艦もののゲームについて語るコーナーだぞ?」
大和「もぉー、人の趣味や嗜好に対してケチなんて付けさせませんよ?」
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