満潮
Last-modified: 2015-07-17 (金) 17:34:13
No.087 |
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| 満潮(みちしお) | 朝潮型 3番艦 駆逐艦 |
艦船ステータス(初期値/最大値) |
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耐久 | 16 | 火力 | 10 / 29 |
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装甲 | 6 / 19 | 雷装 | 24 / 69 |
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回避 | 43 / 79 | 対空 | 9 / 39 |
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搭載 | 0 | 対潜 | 21 / 49 |
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速力 | 高速 | 索敵 | 5 / 19 |
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射程 | 短 | 運 | 10 / -- |
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最大消費量 |
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燃料 | 15 | 弾薬 | 20 |
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装備 |
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12.7cm連装砲 |
未装備 |
装備不可 |
装備不可 |
改造チャート |
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満潮 → 満潮改(Lv20) |
図鑑説明 |
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駆逐艦、満潮よ。 姉妹艦の朝潮、大潮、荒潮とは第8駆逐隊で腐れ縁の仲。でも、最後は離れ離れ。 私は西村艦隊の一員として、レイテに突入を図ったわ。 |
※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。
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| | CV:宮川若菜、イラストレーター:コニシ (クリックするとセリフ一覧が開きます)
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セリフ | CV:宮川若菜、イラストレーター:コニシ | 入手/ログイン | 満潮よ。私、なんでこんな部隊に配属されたのかしら。 | 母港/詳細閲覧 | なにそれ!?意味分かんない。 | …うるさいわね。 | …で、何?! | ケッコンカッコカリ(反転) | 最初よりはマシな戦いになってるんじゃない?……嫌いじゃないわ。 | ケッコン後母港(反転) | ほんっと!この部隊は微温いわね!仲良しごっこしてんじゃないんだから! ……私も仲間…ですって?べ、別に嬉しくなんか! | 編成 | 満潮、出るわ。 | 出撃 | 満潮、出るわ。 | 私が出なきゃ話にならないじゃない! | 遠征選択時 | まだまだね。 | アイテム発見 | まだまだね。 | 開戦 | ウザイのよッ!! | 航空戦開始時 | − | 夜戦開始 | バカね、その先にあるのは地獄よ。 | 攻撃 | 撃つわ! | ウザイのよッ!! | 夜戦攻撃 | 手ごたえのない子っ! | 小破 | やったわね! | あッ…! | 中破/大破 | 面白いことしてくれたじゃない。倍返しよっ! | 勝利MVP | つまらない戦略たてないでよね、ふんっ! | 旗艦大破 | やったわね! | 帰投 | 艦隊が戻ったわ。 | 補給 | ああそうね!私じゃ力不足ってことね?! | 改装/改修/改造 | なっ、何よ。私に恩を着せたつもり?! | ああ、そうね。私じゃ力不足ってことね?! | まだまだね。 | 入渠(小破以下) | こんなの、ドック入りにはまだ早いわ! | 入渠(中破以上) | 私の修理中に、艦隊全滅とか、やめてよねっ? | 建造完了 | 新しい艦が出来たって。見れば? | 戦績表示 | 司令官にお知らせ。 | 轟沈(反転) | こ…こんなところでぇ… | 時報 | − | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | 放置時 | - |
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ゲームにおいて
- 2013年10月23日のアップデートで、満潮改に補給・放置ボイスが追加された。新たな補給ボイス・放置ボイスをしゃべるのは改造後のみなのでご注意。
- 図鑑では西村艦隊の一員と言っているが、任務『「西村艦隊」を編成せよ!』『「西村艦隊」出撃せよ!』では必須艦として選ばれていない。
- 2014年1月15日、任務に「『第八駆逐隊』を編成せよ!」「『第八駆逐隊』出撃せよ!(2-3ボス撃破)」が追加された。出撃任務は4隻の他にお供を付けても良い。
こちら2つをクリアすると、同じく『第十八駆逐隊』も編成と出撃任務(3-1ボス撃破)が発生する。
- これを見るに、第八駆逐隊の一員として戦果をあげることが彼女の願いなのかもしれない。
- 2014年10月24日に追加された任務『「西村艦隊」を再編成せよ!』『「西村艦隊」南方海域へ進出せよ!』では必須艦に指定され、ようやく西村艦隊の一員となった。前述の西村艦隊初回任務では必要ないからと育てていない提督はご注意。
小ネタ
- 妙にツンツン、前線出たがりな性格は、史実のトラウマが原因と思われる。
- 1942年2月、バリ島攻略に伴って発生したバリ島沖海戦に参加。
輸送船の揚陸作業が終わり次第退避することになっていたが作業が長引き、やむなく朝潮と大潮を現場に残し、満潮と荒潮は退避した。
しかしそこへ米蘭連合艦隊が突入。朝潮と大潮はわずか2隻で奮闘し雷撃で駆逐艦ピートハインを轟沈させるも、圧倒的優勢な敵艦隊の前に徐々に苦境に立たされつつあった。
満潮と荒潮はすぐさま救援に取って返し、4姉妹力を合わせて敵艦隊撃退に成功したのだった。
……のだが、救援に来た満潮と荒潮は挟撃を受ける形になってしまい、満潮は米海軍の旧式駆逐艦相手に機関室ほかに多数被弾、大破航行不能に陥ってしまった。
大破した満潮はそれでも「このまま漂流しつつ哨戒にあたる」と士気旺盛、意気軒昂なところを見せたが、
荒潮が曳航しつつ退避する途中、さらに敵B-17爆撃機の空襲を浴びて大浸水のおまけまで付いてしまった。
- なおこの時の満潮艦長は、のちに高波艦長となる小倉正身中佐。
大破した満潮の戦訓からダメコンに非常に熱心に取り組むようになったといわれており、高波は新造艦ながら末端まで応急・防火措置の方法が徹底されていた。
高波がルンガ沖夜戦で敵艦隊の集中砲火を浴び、50発以上の命中弾を受けて鉄屑と化しながらも、
ほとんど火災も起こさず戦闘終了まで持ちこたえることができたのは、満潮の体を張った教訓があってこそのことだったのである。
- なおこの時満潮に被害を与えたアメリカ海軍の駆逐艦の一隻に、後に日本に接収され第102号哨戒艇と名前を変える「スチュワート(DD-224)」がいた。
- 1942年11月、鼠輸送作戦中に敵機の攻撃を受けて中破した彼女は、翌年11月まで横須賀で修理を受ける事になった。
しかしこの間に、彼女が所属する第八駆逐隊の仲間(朝潮・大潮・荒潮)が相次いで戦没してしまったのである。
- 大潮は1943年2月の船団護衛中、潜水艦から雷撃を受けて破孔部から船体が折れて沈没。
朝潮・荒潮は大潮沈没の一ヵ月後、ビスマルク海海戦*1で空襲を受けどちらも沈没。
「私の修理中に、艦隊全滅とか、やめてよねっ?!」のセリフは、これら入渠中の出来事に対しての無念の叫びであろう。
- 彼女一人のみとなった第八駆逐隊は解隊。修理を終えた彼女はその後の1943年11月、第24駆逐隊(涼風・海風)に編入される。
- しかし、僚艦の相次ぐ戦没により編入から三ヶ月程で第24駆逐隊も解隊。安住の地とはならなかった。
- 新たな編入先となった第四駆逐隊は、陽炎型(野分)・朝潮型(朝雲・山雲)の混成艦隊。
戦没した舞風の穴埋めとして編入され、旗艦を務める事になった。
- そして彼女の言う「地獄」、彼女の最期となったレイテ沖海戦におけるスリガオ海峡海戦は最たる原因だろう。
- この海戦に於いて、彼女ら第四駆逐隊は山城を旗艦とする西村艦隊に所属したが、野分のみ主力である第一遊撃部隊主隊の栗田艦隊に派出。その穴を埋める形で第27駆逐隊から時雨が加わっている。
- レイテ湾に突撃した西村艦隊は、圧倒的戦力差*2があった米海軍の前に時雨のみを残し成す術もなく壊滅。
満潮は駆逐艦の雷撃を受けて航行不能となり、レイテ湾を望むことなく扶桑らと共にスリガオの海に沈んだ。
- 野分もまた栗田艦隊の下で沈没しており、第四駆逐隊はこの海戦で全艦が戦没することとなってしまった。
日本海軍駆逐隊の中でも一日で壊滅し解隊となったのは、陽炎らの第15駆逐隊と、この第四駆逐隊のみである。
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| | 沈没状況詳細
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本項はアメリカ海軍側の資料、および西村艦隊唯一の生き残りとなった駆逐艦時雨艦長:西野繁少佐の証言記述をもとに構成いたしました。
- 1944年10月25日午前3時頃、レイテ湾入り口に差し掛かった西村艦隊に対し、米駆逐艦隊は本格的な雷撃戦を開始した。
- 満潮ら4隻の駆逐艦(満潮・山雲・朝雲・時雨)は巧みな艦隊運動により魚雷を回避し続けたが、進路を0度(真北、ここではレイテ湾方向)に戻し、単縦陣へと隊列調整をしているところに左舷方向からさらに多数の魚雷が襲来、緊急一斉回頭の号令が発せられたが、間に合わなかった。
- 魚雷命中により山雲が轟沈、朝雲は艦首を切断され漂流状態となり、満潮も左舷機械室に魚雷を受け航行不能となってしまう。(時雨は入列運動中だったのが幸いし、魚雷を回避することができた。)
- 懸命の修理作業により、航行不能状態から脱した満潮は、よろめきながらも朝雲と共に南へと退避行動を開始したが、そこを魚雷攻撃を終えて本隊に帰投中だった米駆逐艦隊に捕捉されてしまう。
- そして、魚雷を温存していた米駆逐艦ハッチンズ(Hutchins:DD-476)の雷撃を受け、再度魚雷が命中、大爆発を起こして轟沈。
満潮乗員230名は全員が戦死したものとされていたが、艦長田中和夫少佐以下数名が米軍に救助され、奇跡的に生還したことが戦後判明している。
- その後、朝雲も米艦隊の追撃に遭い同じ海に沈んでいった。
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- 肝心な時に傷つき出られなかった、仲間を護りきれなかった己が力不足。安住の地も無く転戦し続け、最期は地獄に放り込まれ戦没。
そんな地獄を見てきたが故に、どこかきつい性格にならざるを得なかった艦であると言えるだろう。
- たらい回し的な臨時編成の繰り返しを経験してきた満潮にとって、入手時の台詞にある「こんな部隊」にはどのような想いが込められているのだろう。
- 主力中の主力部隊に配属された事に対する驚きか。はたまた新米提督の下に配属された事に対する素直な感想か。
- 新米熟練を問わず、貴提督指揮下の鎮守府が彼女にとって安住の地となることを切に願うものである。
なお7年の生涯で佐藤康夫(朝潮の項参照)はじめ、何と11人が艦長を務めており、この世代の艦としては極めて異動が激しかったことも踏まえて欲しい。
- 因みに、満潮の名は海上自衛隊の潜水艦に受け継がれている。
- 2代目は「あさしお」型潜水艦3番艦「みちしお(SS-564)」。3代目は「おやしお」型潜水艦2番艦「みちしお(SS-591)」で、こちらは今も現役である。
この艦娘についてのコメント