白露

No.079
	白露(しらつゆ)		白露型 1番艦 駆逐艦
	艦船ステータス(初期値/最大値)
	耐久	16	火力	10 / 29
	装甲	6 / 19	雷装	24 / 79
	回避	43 / 79	対空	12 / 39
	搭載	0	対潜	21 / 49
	速力	高速	索敵	5 / 19
	射程	短	運	12 / --
	最大消費量
	燃料	15	弾薬	20
	装備
	12.7cm連装砲
	61cm四連装魚雷
	装備不可
	装備不可
改造チャート
白露 → 白露改（Lv20）
図鑑説明
初春型駆逐艦の次に開発された白露型の1番艦、白露だよ！　そう、1番艦だよ、1番艦。 色々と改良された艦隊型駆逐艦なんだから！ え？慌ててタンカーと衝突しないようにって？大丈夫！

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

ゲームにおいて

• 2013年11月20日、白露改のグラフィックが差し替えられた。
• レアリティ（稀少度）がコモン（普通）な駆逐艦のはずなのだが、入手難易度はレアリティ詐欺と言われた漣を上回るという噂あり。

小ネタ

• 白露とは、草木の葉に露が結ぶという意味。
  • ちなみに、「はくろ」と読むと二十四節気の一つ(おおよそ九月八日前後)に意味が変化する。
• 1936年、武装過剰で重心の上った初春型を改設計した半姉妹級。そのため初春型とする資料も僅かながら存在する。
• 初春型が軍縮の制限により当初1400t級として建造したものの問題を生じた結果、本型は当初から1700t級として建造されている（つまり思いっきり条約違反、もちろん秘密なので公称は1400t）。
• しかし、1,700t級では満足できる性能の駆逐艦を得られないと判断した海軍は、ロンドン海軍軍縮条約脱退を期に建造を打ち切り、より性能の安定する2,000t級（朝潮型）の開発に着手する。
  • なので本人は「艦隊型」と言っているが、白露型駆逐艦の俗称は一般的には条約型駆逐艦である。技術的には特III型→初春型の延長線上にあるが、次級の朝潮型は特Ｉ型・特II型に回帰した形になる。
  • なお、仮想敵となるマハン級は「魚雷発射管1基減らすだと!? ふざけんな！」と言われて、雷装を維持*1軽量化の為主砲を38口径に詰めるなどしていた。ここでは砲火力を重視した日本海軍と雷装を重視した米海軍となり、巡洋艦での日本海軍の雷撃馬鹿ぶりとは対照的な形になる。
  • ……と、言っても、米軍はせいぜい緒戦にアジア艦隊に配置してあったぐらいなのはもちろん、英軍ですら開戦時には条約型から準・脱条約型〜艦隊型への更新がかなり進んでいて、条約型以前の駆逐艦は二線級の任務や配置となり*2。条約型どころかその前、さらに前まで第一線で使わなければならなかったのは日本軍ぐらいである。みんなビンボーが悪いんや……
• 結果、姉妹艦は10隻となった。
  なお、艦名は前6隻が雨・露の名前、後ろ4隻（船体構造の強化、艦橋形状の変更などがされており、改白露型、海風型などと呼ばれることもある）は風の名前。
  2014年夏イベントにて春雨が実装されたことで、前期白露型は全員が艦これに揃うこととなった。
• 九〇式の四連装版である九二式魚雷発射管を搭載していたが、後に九三式魚雷を搭載。改装とはいえ、艦種として酸素魚雷を搭載した初の駆逐艦。
  • 初春型で魚雷を減らされてしまった海軍から「改良するならやっぱり魚雷（の射線数）が欲しい」と言われたため。つまりは魚雷病の産物なのだ
    しかしボディは大差ないのに四連装にすると重くなってしまう。当然軽量化が図られたものの最終的には約4ｔ重くなってしまった。
• こんな調子では低重心化どころではなくなるので、連装砲は重いB型ではなくC型が採用されている。単装砲はこの娘だけA型改、以後はB型が搭載された。
• 艦長には谷風で神回避を見せた勝見基や第17駆逐隊司令として浦風と共に戦没した谷井保らがいる。
• 開戦時は「有明」「夕暮」（いずれも未実装）「時雨」らと共に第27駆逐隊に所属。
  珊瑚海海戦に参加、ミッドウェー海戦も途中交代とはいえ参加、ガダルカナルへの輸送作戦には7回従事するなど大忙し。第三次ソロモン海戦では雪風とともに比叡の乗員救助に当たる。
• 1942年11月29日のブナ輸送作戦時に一番砲塔のすぐ後ろに爆撃を受け、その位置より前が垂れ下がる。
  春雨の護衛を受けてラバウルに到着し、そこで応急処置をする。さらにトラックにて工作艦明石により、日本までもつ応急修理を受ける。
  そして1943年3月20日より三菱長崎造船所にて復旧工事が始まる。垂れ下がった艦首を一度切り離して、再度接合するなどの工事を実施した。
• 修理完了後はソロモン方面で活躍するが、ブーゲンビル島沖海戦にて五月雨と衝突。佐世保にて再び修理を受ける。
  その後は船団護衛等に従事し、1944年6月15日、ミンダナオ島北東で船団護衛中に米潜水艦の雷撃を受けた際、
  回避しようして船団の真っ只中に突っ込み、タンカー「清洋丸」の船首に激突。衝撃で前部弾薬庫と爆雷が暴発し、あっという間に沈んだ。なんというか、うん…
  • この光景を見ていた時雨の西野艦長は「駆逐艦というのは、炸薬を持っているせいか、ものすごい爆発を起こすもんですねえ」と妙な感心をしている。
• 先代の（旧）神風型5番艦「白露」一番ではないは、同じ先代の夕立らと、第1次大戦の青島方面作戦に参加した。
  この娘の最後があまりにもアレ過ぎたため戦後は「いっちば〜ん」の座を妹に明け渡してしまい、「白露」の系譜は彼女を最後に途切れている。
  • 露にまつわる言葉はもともと語彙が少ない上に、子供の戒名によく使われるのを見て分かる通り、はかない、すぐ消えるといったイメージがあることが影響してか、露の名を持つ艦は明治時代の朝露と初代・二代白露の二種三隻しか存在しない。

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