羽黒
Last-modified: 2015-07-17 (金) 22:28:54
No.058 |
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| 羽黒(はぐろ) | 妙高型 4番艦 重巡洋艦 |
艦船ステータス(初期値/最大値) |
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耐久 | 44 | 火力 | 40 / 54 |
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装甲 | 32 / 49 | 雷装 | 24 / 49 |
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回避 | 34 / 59 | 対空 | 16 / 54 |
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搭載 | 6 | 対潜 | 0 |
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速力 | 高速 | 索敵 | 12 / 39 |
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射程 | 中 | 運 | 10 / -- |
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最大消費量 |
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燃料 | 40 | 弾薬 | 65 |
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搭載 | 装備 |
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2 | 20.3cm連装砲 |
2 | 未装備 |
2 | 未装備 |
装備不可 |
改造チャート |
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羽黒 → 羽黒改(Lv25) → 羽黒改二(Lv65) |
図鑑説明 |
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長崎で生まれたの。スラバヤ沖海戦、珊瑚海海戦、ミッドウェー海戦、第二次ソロモン海戦、 マリアナ海戦など数々の海戦に参加しました。 あの…頑張ります! |
※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。
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| | CV:種田梨沙、イラストレーター:bob (クリックするとセリフ一覧が開きます)
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セリフ | CV:種田梨沙、イラストレーター:bob | 入手/ログイン | 羽黒です。妙高型重巡洋艦姉妹の末っ娘です。あ、あの…ごめんなさいっ! | 母港/詳細閲覧 | し、司令官さん…?ごめんなさい! | あのー…司令官さん? | あの…すみません。それはなにか新しいコミュニケーションなのでしょうか | 母港/詳細閲覧(ホワイトデー) | え…? この、可愛らしいクッキーを…私に!? 司令官さん…本当に…ひっく…ありがとうございますぅ……ぐすっ、うぅ〜…… | 母港/詳細閲覧(2周年記念) | 司令官さん、2周年ですね!本当に…ありがとうございます!羽黒も…嬉しいです! | 母港/詳細閲覧(夏真っ盛り) | 夏ですね。…え? 泳がないのか、って? だって、水着とかないし…あ、あの…え、えええっ!? | ケッコンカッコカリ(反転) | この戦いが終わったら…し、司令官さんと一緒に…!あの…あ、あのあの! | ケッコン後母港(反転) | 司令官さん、いつか戦いが終わって、静かな海になるといいですね。私祈っています、司令官さんならきっと…。 | 編成 | こんな私ですが、せいいっぱい頑張りますね! | 出撃 | 貴方たちの背中は、私が守ります! | こんな私ですが、せいいっぱい頑張りますね! | 遠征選択時 | ごめんなさい! | アイテム発見 | ごめんなさい! | 開戦 | 撃ち方、始めて下さーい! | 航空戦開始時 | | 夜戦開始 | これ以上、やらせません! | 攻撃 | 砲雷撃戦って、これでいいのかしら・・・? | 撃ち方、始めて下さーい! | 全砲門、開いてください! | 小破 | やめてぇっ! | | 中破/大破 | ダメ…見ないで…見ないでぇー! | 勝利MVP | このまま、すべての戦いが終わってしまえばいいのに… | 帰投 | 作戦完了…って、あの、報告が… | 補給 | 私なんて、強化していただかなくても… | 改装/改修/改造 | 私なんて、強化していただかなくても… | ごめんなさい! | ほ、他の人を改造してあげて | 入渠(小破以下) | 私より、あの娘を先に… | 入渠(中破以上) | はい、もう少しで轟沈するところでした… | 建造完了 | 新しい仲間が進水されたみたいです | 戦績表示 | お、お知らせが届いたって… | 轟沈(反転) | あの娘達、ちゃんと逃げ切れたかな…ああ、もう何も…何も見えない…… | 時報 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | 放置時 | |
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ゲームにおいて
- 妙高型の四番艦。姉妹艦は妙高、那智、足柄が存在している。
- 妙高型は平均的な重巡洋艦であるが、4隻を揃えるクエストがある。これをクリアすることによる派生クエストが第四艦隊開放に必要なので、それをクリアするまでは、大事にしておこう。
- 2014/05/23のアップデートにて追加された任務『「第五戦隊」を編成せよ!』『「第五戦隊」出撃せよ!』にも必要となる。
- 史実を反映してか、性能的には改妙高型とも言える高雄型の下位となってしまうが、逆に妙高型は改古鷹型とも呼べる存在なので彼女達より全体的に性能が高くなっている。度重なるアップデートにより、どの重巡娘を選んでも愛で十分カバー出来る範囲に収まっている。好きな艦を育てよう。
- 小破ボイスといい、被弾カットインといい、いろいろと危険な艦娘である。
- 特に被弾中破カットイン時のボイスの火力は壮絶。音量に注意しておかないととんでもないことになる。ついでにビジュアル的にもヤバイ。見ないでぇーっ!
- 髪飾りはカタパルトをモチーフにしたもの。*1
- アップデート2014/05/23で待望の改二が実装され、母港ボイスも更新された。予想に反して運の伸びはつつましい分、攻撃力が大きく伸びたアタッカーになっている。幸運艦というより、武勲艦のイメージであろうか。
小ネタ
- 綾波、神通、潮と並んで戦果に対して大人しい性格にされたと言われている一隻。その3隻と共に夕立のような改二が来ると噂されていた一隻。そして2014年5月23日をもって、ついに改二が実装された。
- しかしその弱気な性格に反し、日本重巡中随一の歴戦の武勲艦である。
最前線での迎撃や先制攻撃が主任務である第二艦隊に所属し、太平洋戦争最初の組織的海戦であるスラバヤ沖海戦から、珊瑚海海戦、ミッドウェー海戦、第二次ソロモン海戦など数々の海戦に参加し、最後の戦闘であるペナン沖海戦まで戦い抜いた。
- 詳細は神通のページを参照されたいが、帝国海軍の編成では
戦艦達の燃費が悪すぎる上に速度が遅く前線に出せないので決戦艦隊である第一艦隊を温存するため、第二艦隊が大いにこき使われた実質的な主力として駆け回っていた。
- 実力ある戦隊指令の指揮のもと、ベテラン艦長*2と豊富な戦闘経験を有した歴戦の乗員達に裏打ちされた実力で、やや旧型艦ながらも危険海域の曳航から強行輸送や艦隊決戦とあらゆる場面に活躍した。活動期間も大戦末期まで及び、現在艦これに登場している中で、撃沈された艦としては姉である足柄に次いで最後から2番目である。
- 雪風には及ばないものの、常に第一線を張りながら戦果を上げて尚且つ無事に戻ってきた事から、乗務員達の間では幸運の艦羽黒と呼ばれていた。しかし艦これでは運10と実に平凡であったが、改二にて運が19へと上がるようになった。これは生存組である青葉の30には及ばないものの、利根改二の運15を4上回り、一定の評価を得たと考えられる。
- 設備の関係で旗艦の経験こそ少なかったものの、南西方面部隊の最前線に突撃する巡洋艦部隊の一つ第五戦隊に最初から最後まで在籍した唯一の艦であり、同隊の中心的存在であった。*3
- 羽黒は昭和4(1929)年4月25日生まれ(竣工)。その名は山形県の羽黒山*4に由来する。妙高型重巡の4番艦として計画され、2番目に世に出た。
- 末妹なのに次女(?)という妙な家庭環境になったのは、主に大人の事情である。妙高姉妹は建造中に発生した昭和金融恐慌のため十分な予算を確保できず、工事の進捗に大きな影響を受けた。例えば、同じ長崎出身の日向は1年9ヶ月で進水したのに対し、羽黒は約3年かかった。
- 加えて先に起工していた上の姉二人はそれぞれ関東大震災の影響や建造ドックのクレーンの事故といったアクシデントがあり、さらに昭和3年の大観艦式に間に合わせるため那智は急かされ、同時期に行われていた榛名の第一次改装と加賀の空母改装を優先するため妙高は一時放置さえされた。
- 結果、計画では「妙高」「那智」「足柄」「羽黒」の順だったが、実際は「那智」「羽黒」「妙高」「足柄」の順に艦隊入りと相成った。妙高姉妹は生まれる前から波乱万丈である。
- 後の武蔵と同じく民間の三菱長崎造船所出身のためか、実験的に建設中隣に居た豪華客船「浅間丸」を参考にして内装を施されており、
姉3人よりやや居住性が良い。
- 公試運転では妙高型の性能諸元を超えた36.3ktを記録。これは4姉妹中で最速だった。
- 英国方式をやめ日本方式の内装を実装、艦内は明るい緑色に統一するなど、従来の海軍形式を破った艦内艤装は水兵達の中で人気があったらしい。*5
更に旗艦機能は限定的なので、偉いさんが乗り込む心配もなくうわなにをするやめ
- 一方で、軍令部が
欲張って意欲的にさらに武装を盛り込もうと建造中に設計変更を繰り返させたため、仕上がりはバランスが悪く不具合の多い艦となってしまった。特に居住区の圧倒的狭さ(主に魚雷のせい)は水兵に大きな忍耐を強いており、これらの改善には後の大改装を待たなければならなかった。
- 羽黒は太平洋戦争までに2回の近代化大改装を受けた。新造時には攻撃力偏重のせいで不具合が多かったが、2度の大改装を経てバランスのとれた優良な艦に仕上がった。
- 第一次改装は1934年(昭和9年)末に妙高、足柄より着手し、翌年8月末には各艦工事を完成させる。
- 第一次改装は砲撃の強化を主目的に据えて主砲を20cmから20.3cm砲に換装した他、砲塔弾庫関係の改装、シェルター甲板の新設、バルジの装着、対空兵装強化、射撃指揮装置や魚雷発射管の換装、船体補強工事と多岐に渡る。
- 特に航空兵装では射出機を2個装備し、両舷から水偵2機を同時射出可能にしている。
- 魚雷発射管が居住区のある中甲板から上甲板に移設されたため、居住区が人並みの広さになった。*6
- 1939年(昭和14年)1月から同年12月にかけて第二次改装を行っている。
こちらも広範囲に渡るが、本改装ではバルジを大型のものに換装し、航空、対空、指揮装置と通信能力を更に強化。居住性の改善や防毒設備の改善等も含まれたが、特に雷装は一番力を入れて強化された。
- 第一次改装と第二次改装の間に行われた高雄型の改装内容を踏まえて実施されたため、この改装で最新鋭の最上型に近い性能となり、偵察巡洋艦としての色が強くなっている。
- しかし、重量増加に伴い速度は33.3ktまで低下している。
- この際妙高・足柄には戦闘時旗艦としての通信力強化が図られた。那智・羽黒は非戦闘時旗艦のまま据え置かれた。
- その後もたびたび戦時改装を行い武装を強化している。特にマリアナ海戦の直後には、呉工廠とシンガポールで電探の装備、調整が行われた。
(具体的には)艦橋上の6m測距儀の両脇に2号2型、前部マスト頂上に2号1型、後部マストのマストトップに1号3型。(※何れも終戦直後に撮影された『妙高』の写真より「推定」)
- 長くなるので簡単に戦歴を紹介すると
- 太平洋戦争緒戦のスラバヤ沖海戦で妙高型4姉妹や二水戦、四水戦と参加。敵連合艦隊を撃破しており、
- ブーゲンビル島沖海戦では日本海軍初と言われる照明弾を利用しての夜戦を決行。優勢な敵巡洋艦部隊に臆することなく主砲全門全開の殴り合いを演じている。
- その後も様々な任務をしながらも生き延び、かの悪名高いレイテ沖海戦にも参加。僚艦が次々と沈んでいく中で中破こそするものの、逆に敵空母撃沈等の戦果を上げて無事に帰還している。
- 最期は太平洋戦争最後の海戦と言われるペナン沖海戦。輸送任務中に英駆逐艦5隻から包囲され、僚艦を逃がすために囮となり奮戦。攻撃を受けて炎上、傾いた状態でも戦闘続行、総員退去命令後も高角砲を人力で動かしてなお反撃。その状態で1時間あまりも戦闘し力尽きるという壮絶な最期を遂げている。
- 文字通り最初から最後まで戦った彼女は前述の通り幸運艦と呼ばれており
- 実は砲弾を6発も食らっていたのに全部不発だったり
- 修理のために港を出たら、翌日その港が大空襲にあって残った船は大損害を受けていたり
- 潜水艦から奇襲を受けたが、避けられないと思った魚雷が何故か途中で浮上。そのせいで速度が落ちて回避できたり
- 次は飛行機から航空魚雷を受けたが、直撃だと思ったら今度は深すぎて船の真下を通り過ぎていったり
等々と言った様々な幸運エピソードを持っている。
もっと詳しく知りたいと思った提督諸氏は、是非下部の折り畳みを開いて一読していただきたい。
この艦娘についてのコメント