7.7mm機銃

No.037
	7.7mm機銃		対空機銃
	装備ステータス
	火力		雷装
	爆装		対空	+2
	対潜		索敵
	命中		回避	+1
	射程
	装備可能艦種
	駆逐艦	軽巡洋艦	重巡洋艦	戦艦
	軽空母	正規空母	水上機母艦	航空戦艦
	備考
対空補助兵装です。 初期の対空兵器として初期の駆逐艦等に装備された小口径機銃です。 射程及び威力ともに能力不足で、12.7mm機銃や25mm機銃への更新が進んでいます。

ゲームにおいて

• 一部の軽巡が初期装備として持って来たり、資源投入量最少でも出てくるもっとも初期的な対空兵装。
  • ただし、ボーキサイト>他資材のレシピでは、なぜか開発できない模様。何か特別な意味でもあるのかは不明
• 性能は対空+2・回避+1と微々たるもので、活躍する機会がない。火力が上がる分、駆逐艦の主砲の方が何かと便利だろう。
  • 2014/09/12のアップデートで対空が+1、回避が+1され、12.7cm連装砲と同じ対空となった。
    とはいえ最弱の対空兵装に変わりはなく、空母が脅威となるころにはちとちよ姉妹から12.7cm連装高角砲を入手できるので、数が揃ったらそっちに換装する方が良いだろう。
• コモン主砲、副砲を弾ける空母秘書が「10/10/10/10」を回しても稀に出てしまう。
  そのためデイリー開発任務をわざと失敗し「開発資材」を溜めようとする提督にとってはペンギン以上の怨敵と化す。
  • ただし前述のようにボーキを最大にすれば開発されない。
    
    
• もう一つ上位互換の12.7mm単装機銃同様気づいたら相当溜まっていた事態も発生する。装備枠もやはり限度があるため、適度に破棄しておこう。

小ネタ

• 元ネタは、英国が開発した「ルイス.303in(7.7mm)軽機関銃」をもとに日本が国産化させた「九二式7.7mm機銃」（九二式七粍七機銃）である。
  • ルイスの頭文字をとり「留式7.7mm機銃」とも呼ばれていた。
• 基となったルイス軽機関銃は原型開発が1911年と古いが、第一次・第二次両世界大戦で活躍し歴史に名を刻んだ名機関銃である。それゆえの武勇伝は多い。
  • 第一次大戦では米英仏露の陸軍で採用され、世界で初めての戦闘機にのせた機銃もコレである。第二次大戦では独軍がこれを鹵獲して使用している。
  • 戦後も使用され続け、朝鮮戦争やベトナム戦争、ユーゴ紛争でも存在が確認されている。
• 一番身近で見られるのは、赤い豚が主演の某アニメ映画。冒頭シーン、空賊が乗る飛行艇の後方上部見張り員がこれを撃っている（弾倉交換シーンあり）。
• 日本では1930年代初頭に九二式機銃として採用され国産化されている。
  • 艦艇搭載用の対空機銃や航空機銃、海軍陸戦隊の装備などあらゆる場所で採用され活躍している。
  • 威力はともかく信頼性に優れ、少なくとも1944年頃まで生産され、終戦まで使用された名銃だった。
    
• 上記のように陸で兵隊さんを300mのレンジで薙ぎ倒す分には全く十分だったが、図鑑説明の通り素早い航空機に対しては射程及び威力ともに能力不足であり、余程のラッキーショットでもない限りは無力であった。
  いくら連射が速くても軽い弾では威力も射程も低く、特に装甲板で防御のしっかりしてた米軍機には、当たり所がよくないと致命傷を与えられなかったそうである。
• しかし駆逐艦の中ではこの機銃が搭載されている物でもまだいい方で、更にひどいのではより威力の低い三年式6.5mm機銃が搭載された艦まであった。
  • だが、この機銃は南部麒次郎が設計した完全国内設計でしかも陸海軍で弾丸も共通、故障も少なく、扱いも簡便と、6.5mmと言う口径が時流遅れであることを除けば日本が開発できたことが奇跡としか言いようのない傑作機関銃だった。
    せっかく国産品でこれほど素晴らしい機関銃を作っておきながら、7.7mm程度でまた陸海軍バラバラに迷走するわけである。そりゃ戦争も負けるわな。
• イラストではどうみても望遠鏡にしか見えないが、実物はこんな感じ
  • 上位種の12.7mm単装機銃もなぜかコピペで同じイラスト。
• 原型では銃弾は固定銃のヴィッカースE型と同一なのだが、例によってヴィッカースE型を導入した陸軍となぜか弾丸の互換性がない*1。
  • そしていつものオチとして戦後も迷走して愉快なことになる。言うこときかん銃、無い方がマシンガン。

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