*1当該時間・海域で哨戒を行っていた潜水艦は全て帰還しているため戦果誤認と考えられる。 *2参考文献:佐藤和正『続・艦長たちの太平洋戦争』(光人社NF文庫,1995) *3参考文献:V.P.O'Hara『The U.S. Navy against the Axis』(Naval Institute Press,2007) *4参考文献:『アジ歴 昭和17年12年1日〜昭和18年4月30日 第4水雷戦隊戦時日誌(5)』、種子島洋二『ソロモン海「セ」号作戦』(光人社NF文庫,2003) *5このような射撃法を「レーダー盲従射撃」と呼ぶ。サマール沖海戦の矢矧の報告においてもその精密さが報告されている。 *6これは捜索レーダーによって得られたデータを射撃指揮装置に手動で入力することで行われていた。射撃レーダーから得られた距離・速度などのデータをもとに未来位置を計算し自動で照準を合わせる、そのような現代の射撃システムの原型が登場したのは終戦間際のことである。 *7重武装と言われた特型駆逐艦を更に上回る排水量比でガン積みされているが、居住性も妥協はしなかったため劣悪なものではなかった。代わりに妥協されたのは倉庫の容量、つまりは無補給での活動限界である。 *8現在はイージスシステムを採用するDDGであるが、このあまつかぜが採用したのはターターシステムと呼ばれる前世代の防空ミサイルシステム。あまつかぜの後、たちかぜ型、はたかぜ型、こんごう型、あたご型と続き、現在もDDGは艦隊防空の要で在リ続ける。なお最期のターター搭載艦ははたかぜ型二番艦「しまかぜ」で、それ以降はイージスシステムを採用。 *9一桁護衛隊を2つ合わせて1つの護衛隊群となる。その内訳は、ヘリ搭載護衛艦が1隻、ミサイル護衛艦が2隻、汎用護衛艦が5隻。以前の護衛隊群は、護衛艦8隻ヘリ8機であったことから、新・八八艦隊とも呼ばれたが、ひゅうが型の就役以降ヘリの数は増え続けている。