五十鈴改二

No.141
	五十鈴・改二(いすず)		長良型 2番艦 軽巡洋艦
	艦船ステータス(初期値/最大値)
	耐久	44	火力	18 / 59
	装甲	-- / 69	雷装	24 / 79
	回避	42 / 79	対空	45 / 84
	搭載	0	対潜	54 / 94
	速力	高速	索敵	15 / 59
	射程	短	運	13 / 67
	最大消費量
	燃料	25	弾薬	30
	装備
	22号対水上電探
	21号対空電探
	三式爆雷投射機
	装備不可
改造チャート
五十鈴 → 五十鈴改(Lv12) → 五十鈴改二(Lv50)
図鑑説明
五十鈴は、大正時代に建造された長良型軽巡の2番艦。 韋駄天さはもちろんだけど、私の歴代艦長の中からは、あの山本五十六提督、 山口多聞提督など後の海軍を支える人物が多数輩出されたの。凄いでしょ？

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、改造直後の値とは異なります。
最大値はLv99の時の最大値を指します。

ゲームにおいて

• 2013/09/25 アップデートで実装。初の射程短の巡洋艦。（後発には阿武隈改二がいる。）
  • ちなみに唯一の金レア改二艦である。
    
    
• 持って来る兵装からも判るとおり対空・対潜・索敵に特化。
  • 特に対潜は全艦船内での最大値である94を誇り、対空も84と軽巡最強にまで育つ。その他の限界値も他艦と遜色ないものに。
    • そのため、ついたあだ名が「対潜番長」「対空番長」
  • ただし対潜戦闘における計算式の現実上、4スロ装備可能な夕張改、大淀改、香取改のほうが上になってしまう。
    • 装甲・回避については五十鈴の方が上なので生存能力は高い、提督のセンスが問われる所。
  • 後述の改修工廠において、夕張と共に対潜装備の改修担当を務めている。
    • 戦闘、兵站の両面から対潜に重要なポジションにいる。

• 対空・対潜特化の代償として搭載数が0、基本射程が短になる。
  • 搭載数0のため、弾着観測射撃は行えないので注意。
  • 短射程になるので、砲撃戦一巡目においては中射程艦（軽巡、重巡等）の後に行動順序が回ってくる。
  • 射程については装備で補うことが可能。ただし対潜特化装備の場合はその限りでない。

• 短射程による行動順序の変化はメリットにもデメリットにもなる。
  • 五十鈴の前に他の高火力艦が動くことになるため、全体の被害を抑えられる可能性がある。
    • ドラム缶の搭載でルートが分岐するマップにおいても、同等の理由でメリットとなりうる。
  • 逆に、行動前に敵の攻撃を受けて五十鈴が中破・大破してしまう可能性もある。
    • 混合編成の敵潜水艦を確実に落としたい場合は、これはデメリットとなる。
• 射程差により、5-3ボスにおいては夕張が圧倒的優位であるということも考慮する必要がある。
  • 敵のフラ潜を味方の駆逐より先に沈めておかないと、駆逐二人分の火力を全て吸われてしまうからだ。
    • 5-3は普通に攻略すると駆逐二隻必須。
  • 5-3のフラ潜は現状敵の潜水艦の中でも最強の部類。副砲を装備し射程を中にした場合、一巡目に倒しきれない可能性が高い。
    • まあ愛があるならなんとでもなるかもしれない。
      
      

• 2014/01/22 のアップデートにて、補給・放置ボイスの追加に加え、新収録の挨拶・母港・入渠・出撃・攻撃ボイスがそれぞれ一つずつ追加された。
• 2014/10/24 アップデートにて実装された改修工廠において、三式爆雷投射機の改修強化が行えるようになった。
  • 改修強化が可能であると初めて判明したのは10月29日。奇しくも遡ること93年。五十鈴が進水した、まさにその日である。
• 2015/01/09 アップデートにて、三式水中探信儀の改修強化も行えるようになった
  • 対潜攻撃は、威力が装備の対潜値に大きく依存する。そのため、対潜兵装は砲や魚雷と比較して改修強化によるリターンが極めて大きい。
    
    

• 2014/11/14 アップデートにて、艦隊/艦娘の艦対空戦闘システムが更新されたことで、防空巡洋艦としての特性が際立つことになった。

  ＋

  対空カットインの説明。長いので折りたたみ

  軽巡洋艦は大きく5つのタイプに区分けできる。 火力値もしくは雷装値が平均以上であり、かつ水上偵察機を搭載できない艦（五十鈴改二） 火力値もしくは雷装値が平均以上であり、かつ水上偵察機を搭載できる艦（長良改・球磨改・名取改・川内改二・神通改二・那珂改二・矢矧改など） 雷装値が突出して高く、かつ水上偵察機を搭載できない艦＝重雷装巡洋艦（北上改二・大井改二・木曾改二） 耐久値、火力値、雷装値、装甲値、回避値のいずれかが平均を大きく下回るが、装備スロットが4スロットであり、かつ水上偵察機を搭載できない艦（夕張改） 耐久値、火力値、雷装値、装甲値、回避値のいずれかが平均を大きく下回るが、装備スロットが4スロットであり、かつ水上偵察機を搭載できる艦（大淀改） 2014/11/14現在、砲撃戦フェイズにおいては、まず高火力の主砲と水上偵察機を装備して、制空権確保ないし航空優勢に持ち込み、弾着観測射撃による高威力の砲撃で敵艦船を撃滅する、というスタイルが主流である。 水上偵察機を搭載できず、かつ夜戦火力が重雷装巡洋艦を大幅に下回る五十鈴改二は、対空値と対潜値に恵まれているとはいえ、他の巡洋艦に差をつけられた状態であった。 しかしながら、2014/11/14 アップデートにて、いわゆる対空カットインが実装された。対空カットインは、ひとたび発動すれば航空戦フェイズで飛来する敵艦載機を全機撃墜できるほどの強力な対空砲火であるが、以下のような制約が存在する。 最小の装備構成で対空カットインを発生させるためには、(10cm高角砲+高射装置)＋対空電探か、高角砲＋高射装置を装備させる必要がある。 戦艦が対空カットインを行うにはいずれのパターンでも弾着観測射撃(連撃)の要件を満たさない。 重巡洋艦が対空カットインを行うためには高射装置に加えて高角砲を装備しなければならないのだが、重巡が装備可能な高角砲は副砲であるため、弾着観測射撃（連撃）の要件を満たさない。 小口径と扱われる高角砲および10cm高角砲＋高射装置は軽巡洋艦に搭載可能な主砲の中でも火力値が低いため、砲撃戦での活躍を期待する艦への装備は推奨されない。 そのため対空カットインは、運に乏しく魚雷カットインを狙えない駆逐艦に対して防空という新しい役割を与えるものである、と解釈できる。

• 強力ながらもある程度の制約がある対空カットインなのだが、例外としてもともと射程短であり水上偵察機による弾着観測射撃が行えずに砲戦火力が出しにくい故に、
  他の軽巡洋艦では火力面の低下を伴わなければ行えない対空カットインを余り気にすることなく行えるのである。
  • また、10cm高角砲＋高射装置はそれ自体が主砲の特性を持つため、他の主砲や副砲と組み合わせると、夜戦において連撃が発生する。
• 以上により、五十鈴改二は「防空力の高い大型駆逐艦」に近く、他艦補助に特化した軽巡として運用できるようになった。ゆえに胸部装甲も大きい
  • 「対空カットインで敵艦載機を多数撃墜し」、「砲撃戦で射程中以上・高火力の僚艦に砲撃の順番をゆずり」、「他の軽巡洋艦と同等の雷撃能力を有し」、
    「夜戦では並の軽巡並の高威力の連撃を行える」という点で、軽巡というよりは駆逐艦に似ており、
    「駆逐艦と違い大型電探や艦隊司令部施設を装備できる」という、まさしく特異点と呼ぶに相応しい地位を確立した。
  • 砲撃戦、対潜掃討、夜戦では、やはりそれぞれの特化艦に劣ってしまう。それぞれを上手に使い分けていこう。
    
    
• 以下、他軽巡との比較(艦船最大値/軽巡上位早見表/テーブルより転送)

  黄色はトップ、桜色は次点の性能

  No	艦名	改造 Lv	耐 久	装 甲	回 避	火 力	雷 装	対 空	対 潜	索 敵	運(初期 /最大)	搭 載	燃 料	弾 薬	備考	追加
  141	五十鈴改二	50	44	69	79	59	79	84	94	59	13/67	0	25	30	射程：短	編集
  200	阿武隈改二	75+図	45	68	83	56	94	78	82	60	20/74	3	25	35	射程：短　大発動艇・甲標的 甲装備可	編集
  139b	矢矧改	35	47	69	84	64	79	74	82	59	14/69	6	30	40		編集
  183b	大淀改	35	47	68	78	63	49	74	39	84	30/79	12	35	35	スロット：4(0,6,6,0)	編集
  140b	酒匂改	35	46	69	80	61	78	73	84	59	30/69	6	30	40		編集
  160	那珂改二	48	48	68	82	68	84	72	84	54	13/69	3	25	35		編集
  158	川内改二	60	48	69	84	67	88	70	74	55	14/79	3	25	35		編集
  042b	長良改	20	43	69	79	69	89	69	79	49	12/59	3	25	30		編集
  111b	夕張改	25	36	49	69	63	79	69	69	44	17/69	0	25	40	スロット：4	編集
  159	神通改二	60	50	69	80	70	98	68	80	54	13/79	3	25	35		編集

  長良改・矢矧改は一部ステータスが他改二に匹敵する為、夕張改・大淀改は数少ない4枠スロットの為加筆。　備考が無ければ射程・スロットは基本的に中・3。

小ネタ

• もう十二鈴とは呼ばせないと言わんばかりの大改装。文字通り「五十」鈴で改装が実装された。パラメータのみならずおっぱいも育った胸部装甲も増強された。
• 1944年の大改装がこのステータスの元。この改装は活躍の場を失った巡洋艦を防空巡洋艦として改装しようとしたテストケースであった。
  • ちなみに艦娘としてのグラフィックは無印の時点で既に防空巡洋艦仕様*1であり改二の姿はさらなる機銃と対潜装備の増設がなされた姿である。
  • 対潜装備まで増強されたのは新設の対潜部隊(第三十一戦隊)に所属させるため。本来は名取がその任に当たるはずだったのが先に沈んでしまったため、代打で五十鈴が起用され対潜兵装の大改装も行われた。
  • 短射程化したのは主砲の14cm砲7門を下ろし*2、12.7cm連装高角砲3基6門と置き換えたグラフィック準拠の仕様になった為か。ちなみに25mm対空機関銃も38門積んでいる。
  • また対空装備増設のため、水上機射出カタパルトも撤去されている。改二で搭載機数が無くなるこの点も防空巡洋艦化準拠である。
  • 対潜掃討の機会はなかったが、強化された対空火力を以てレイテ沖海戦で小沢艦隊の一員として参加し、千歳・千代田を護衛、13機撃墜を記録した。*3
• 五十鈴はレイテ沖海戦から生還した後、南方への物資補給及び反攻を始めた英軍への備えとして、伊勢・日向を中心としたH部隊に加わり、マニラ・シンガポール方面に進出。
  輸送作戦に従事していたが、1945年4月7日、インドネシアのスンバワ島沖で米潜水艦ガビラン(Gabilan:SS-252)、チャー(Charr:SS-328)2隻からの攻撃を受け、撃沈された。
  • この日、沖縄に向かっていた戦艦大和以下の第二艦隊が壊滅した。五十鈴沈没の約6時間後のことである。
• "提督の夏休み"では防空対潜巡洋艦五十鈴X(カイ)という、おっぱい胸部装甲の強調されたイラストが掲載されていた。両手の機銃やヘアバンド等、類似点を見ることが出来る。
• ゲーム画面ではわからないが、セーラー服の襟には「弐」の文字が書かれていることがホビージャパン2014年5月号のしのづかあつとによる挿絵で判明した。
  • くーろくろ「ゲーム画面ではほぼ視認できないんですが、セーラーの端の「弐」の文字を描画して下さってます」
    
    
• 余談だが、改二実装時にネット上では大いに五十鈴が話題になり、NHK NEWS WEBで五十鈴改二が紹介されたほどである*4。

この艦娘についてのコメント